いやー暑いですね。夏といえばビアガーデンに花火大会、みんなでわいわいバーベキューも良いですね。そんなときに欠かせないのがキンキンに冷えたビールやチューハイ!ぐいっと飲めば、熱い体と乾いた喉にスーッとした潤いと爽快感をもたらしてくれます。
先日、職場の飲み会があったのですが、上司がお酒と一緒にコーヒーを飲んでいたんです!上司が言うには「アルコールとコーヒーを一緒に飲めば酔いにくくて良いよ」とのこと。その場では「へえー!すごいですね!」で終わったのですが、その後もすごく気になっていました。
「コーヒーは体に良いとはいうけど、カフェイン中毒になるかもしれないって聞いたことあるし…そもそもアルコールにコーヒーの飲み合わせって大丈夫なのだろうか?」という疑問がわいてきたんですね。
ということで、「アルコールとコーヒーは同時に飲んでも良いのか?」をちょっと調べてみたいと思います。なお後述の文章は医学的考察ではなく、複数の情報をもとにした私見である点をあらかじめご了承ください。
- 参照記事
- コーヒービールとドラフトコーヒー(ニトロコーヒー)とは?
コーヒーとアルコールを同時に飲むことのメリット
アルコールとコーヒーにはお互いを補い合う効果があるようです。その補完効果によるメリットを以下2点挙げていきます。
①飲んだ後に気分が良くなる
アルコールとコーヒーには、飲んだ後に気分が良くなるという共通点があります。テンションを上げたいときにアルコールを、会議前で気合いを入れたいときにコーヒーを。このようにして高揚感を得た経験はあるのではないでしょうか?
また家に帰ってほっと一息つきたいときのアルコールやコーヒーには、大きなリラックス効果があります。集中力を高めてくれるコーヒーと、リラックス効果の高いアルコール。同時に飲めば、集中しながらもリラックスした極限状態に至ることができるかもしれません。
②肝機能を守ってくれる
「アルコールは肝臓に悪い」というのは聞いたことがあるでしょう。というのも、肝臓がアルコールを分解するときに活性酸素が発生するためです。「活性」「酸素」という響きからなんだか健康に良さそうな気がしますが、実はコイツ細胞を酸化させてしまう(=錆びさせてしまう)悪いヤツなんです!
この活性酸素によって肝細胞が傷つけけられたり破壊されたりします。一方、コーヒーには肝機能を強める効果があるといわれています。具体的には、コーヒーに含まれるクロロゲン酸という成分のおかげです。クロロゲン酸はポリフェノールの一種で、強い抗酸化機能を持っています。この抗酸化作用により、肝機能低下を招く活性酸素の発生が抑制されるのです。
- 参照記事
- コーヒー焼酎とは?その作り方(レシピ)について
コーヒーとアルコールを同時に飲むことのデメリット
続いてデメリットですが、ほぼメリットの裏返しになります。
①深酒になりやすい
アルコールを飲んで気持ち悪さや眠気に襲われても、コーヒーを飲めば気分も眠気もスッキリします。そのためまだ飲めそうな感覚になってしまい、深酒になりやすいです。
気持ち悪くなったり眠くなったりするのは、体がアルコールをもう受け入れられないというサインです。体からのサインを無視して飲み続けるというのは、非常に危険な行為だという意識を持っておくべきでしょう。
②中毒になる危険性
アルコールは20歳にならないと飲めません。コーヒーは年齢制限などありませんが、飲めるようになったときは少し大人に近づいたような感じがしませんでしたか?アルコールもコーヒーも、苦味が強くて子供には飲めない「大人の飲み物」です。
代謝が弱い人はアルコールを飲むと気持ち悪くなったり、コーヒーを飲むと胸がムカムカしたりします。このような人がアルコールとコーヒーを同時に飲むと、刺激物の過剰摂取によりアルコール中毒やカフェイン中毒に陥る可能性があります。
コーヒーとアルコールの関係まとめ
個人的にはアルコールの前後にコーヒーを飲むのはありですが、同時に飲むのは色んな危険性があるので控えたほうが良いと思います。なので、アルコールを飲む前にコーヒーを軽く飲んで肝機能を守り、アルコールを飲んでいる最中はお水を一緒に飲んで飲みすぎを防ぎ、アルコールを飲んだ後はコーヒーの利尿作用でアルコールを早く体外へ排出する、という使い分けがベストなのかなと。
アルコールとコーヒーが持つメリットとデメリットの両方を理解し、無理のないように付き合っていきたいですね。
- 参照記事
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