
コーヒーは好きなんだけど飲んでいるとたまに気分が悪くなることはありませんか。コーヒーを飲んでしばらくすると何となく体がだるくなって頭痛がしたりする場合には、もしかしたらコーヒーアレルギーを持っている可能性があります。 コーヒーにアレルギーがあるということすら知らない人も多く、もしかしたら自分では自覚がなかったけどコーヒーアレルギーだったというパターンも考えられます。
今回はそんなコーヒーアレルギーについて、コーヒーアレルギーの症状はどんなものがあるのか、検査方法はどうするのか、仮にコーヒーアレルギーだったとしてどうやったら改善できるのかなどについて書いて行こうと思います。
コーヒーアレルギーとは何か
コーヒーアレルギーとはひとことで言うと、コーヒーを飲むことによって体の調子が悪くなるなどの症状が出ることを言います。ある特定の食べ物にアレルギーであることは有名ですが、コーヒーにも実はアレルギーが存在します。 あまりコーヒーアレルギーは知られていないので、たとえコーヒーアレルギーであったとしても自覚を持っていない人が多く、気づいていないけど実はコーヒーアレルギーということもあるようです。コーヒーアレルギーの症状
コーヒーアレルギーの人が実際にコーヒーを飲んだ際に現れる症状は人それぞれ違います。単発的に具合が悪くなっただけであればただ単にコーヒーの飲みすぎの可能性もありますが、コーヒーの飲むたびに下記の症状が出るのであればコーヒーアレルギーなのかもしれません。
コーヒーアレルギーの症状1:吐き気
コーヒーアレルギーの中でおそらく最もよく見られるのが吐き気の症状です。コーヒーのカフェインは胃酸を分泌する作用があるので、そのせいで吐き気が出ると言われています。コーヒーを飲むたびに吐き気がするのであればコーヒーアレルギーを疑った方が良いでしょう。コーヒーアレルギーの症状2:蕁麻疹(じんましん)
アレルギー症状の代表格とも言えるじんましんですが、じんましんになると発疹し皮膚に痒みが出てきます。アレルギー体質の人は特にじんましんが出ていないか確認した方が良いです。コーヒーを飲むたびにじんましんが出るのであればコーヒーアレルギーを疑った方が良いでしょう。コーヒーアレルギーの症状3:貧血
コーヒーアレルギーの人はコーヒーを飲むたびに貧血になることもあります。コーヒーにはタンニンという物質が含まれており、このタンニンは鉄分の吸収を妨げます。そのために貧血になる傾向があり、コーヒーを飲むたびに貧血になるのであればコーヒーアレルギーを疑った方が良いでしょう。コーヒーアレルギーの症状4:せき・くしゃみ
コーヒーアレルギーがある人がコーヒーを飲むとせきやくしゃみが止まらなくなることがあるそうです。コーヒーを飲むたびにせきとくしゃみが出るのであればコーヒーアレルギーを疑った方が良いでしょう。コーヒーアレルギーの症状5:腹痛
コーヒーのカフェインの成分が作用して、コーヒーを飲むとお腹が痛くなる人がいます。単発的なものであれば問題ないのですが、コーヒーを飲むたびに腹痛になるのであればコーヒーアレルギーを疑った方が良いでしょう。
コーヒーは遅発型アレルギー
食べ物を食べるとアレルギーになる人はいると思いますが、実は食物アレルギーには「即時型アレルギー」と「遅発型アレルギー」の2つの種類があります。 即時型アレルギーとは食べるとすぐに症状が出てくるものであり、命にもかかわるほど重症になることもあるのですが、症状自体はすぐに出るので何が原因でアレルギーになったのか分かりやすいです。一方で遅発型アレルギーは食べてしばらくしてから症状が出てきます。そのために何が原因でアレルギー反応が出ているのか分かりにくいことがあります。コーヒーアレルギーはこの遅発型アレルギーであると言われており、そのために自分がコーヒーアレルギーであると自覚がある人も少ないようです。
コーヒーアレルギーの検査方法
自分がコーヒーアレルギーなのかもしれないと感じたらアレルギー検査をした方が安心できます。コーヒーアレルギーの検査方法は主に2種類あります。自宅で検査キットで調べる方法と病院で検査する方法です。 自宅で検査キットで調べる場合には2万円前後かかりますが、自分にどんな食物アレルギーがあるのか手軽に調べることができます。一方で、病院でコーヒーアレルギーの検査をする場合にはアレルギー科や皮膚科などに行きます。病院でコーヒーアレルギーの検査をした方がより確実で間違いないかと思いますので、もしかしたら自分はアレルギーを持っているのではないかと不安に感じている人は一度検査をすることをおすすめします。
コーヒーアレルギーではなくてカフェイン中毒の可能性もある
コーヒーアレルギーにとても似た症状としてカフェイン中毒というものがあります。カフェイン中毒はその名前の通りカフェインを飲みすぎてカフェインなしでは逆にいられなくなってしまう症状です。 カフェイン中毒の人がカフェインを取らずにいると、吐き気、疲労感、頭痛、眠気などの症状が出てきます。コーヒーを飲んでしばらくして吐き気がしたからコーヒーアレルギーなのかなと思って検査してみたら、逆にカフェイン中毒だったというパターンもあるようです。 コーヒーアレルギーとカフェイン中毒の見分け方は、コーヒー以外のカフェインが入っている飲み物などでも症状が出るかどうかで判断がつきます。コーヒー以外のお茶、エナジードリンク、ココアなどカフェインが入っているものでも症状が見られる場合にはカフェイン中毒である可能性があります。コーヒーアレルギーは突然発症する
アレルギー全般に言えることですが、アレルギーとはある日突然発症します。コーヒーアレルギーも同様であり、今までは全然大丈夫だったのにいきなり発症することがあるのです。 コーヒーの許容量は当然人によって異なるのですが、コーヒーを毎日のように飲み続けるとある日突然許容量を超えて、コーヒーアレルギーになるのです。 このようにコーヒーアレルギーはコーヒーを飲むことで体に異変が生じることを言います。もしかしたら自分はコーヒーアレルギーかもしれないと自覚がある人は病院などで検査をした方が良いでしょう。それでもコーヒーを飲みたいという場合には、カフェインレスコーヒーを飲むなどして対応すると良いでしょう。 参照記事