今回は「サントス」という名前でよく知られているブラジル産のコーヒー豆について書いていきます。僕は地方の小学校に通っていたのですが、日系のブラジル人が多くてよく一緒に遊んでいました。英語を勉強している時にもブラジル系のアメリカ人の先生に習っていたのですが、ブラジル人はすごい気さくで優しくて、すごいいい人が多い印象が個人的にはあります。
なので、コーヒーの味もそうなのですが、個人的にはブラジル産のコーヒーはすごい好きです。日本でも広く流通しているので、知らず知らずのうちに飲んでいる人も多いと思います。
カフェとかにいっぱいコーヒー豆が並んで売られていますが、違いがわからない人も多いかと思います。今回から少しずつコーヒー豆の種類をご紹介していき、家で普段飲むコーヒーも自分にベストなコーヒー豆を選んで買うことができたらいいのになあという想いから書いてます。
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ブラジル産のコーヒー豆は生産量が世界一
ブラジルはコーヒー豆の生産量が世界でNo1であり、
世界の1/3のコーヒー豆はブラジルで取れると言われています。
コーヒー豆がたっぷり入る袋で5万袋以上が生産されるとも言われいます。その生産量は他のコーヒー豆の生産地を圧倒しています。
もともとブラジルは国土が世界の中でも有数に広く、かつその大部分がコーヒーベルトというコーヒー豆の生産に適したエリアであるために、自ずと世界的に需要のあるコーヒー豆の生産が多くなります。
ブラジルのコーヒー豆といったら「サントス」
日本でもブラジル産のコーヒー豆はたくさん売られていますが、さまざまな名前のコーヒー豆で売られています。その中でも
一番有名なのが「サントス」というブランドであり、これはブラジルにあるサントス港を通して出荷されるためにこう言われています。
ブラジル内においてもどの地域のコーヒー豆かによってコーヒーの香りや味に差があり、同じブラジルでもコーヒー農場の場所に応じて味の違いが楽しめるのもブラジルのコーヒー豆ならではの楽しみ方です。
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- ミューシレージとは何か?コーヒー豆を精製する5つの方法
バランスの良い味がブラジルのコーヒー豆の特徴
そのために一概には言えないのですが、一般的にブラジル産のコーヒー豆は全体的に苦味が少なく、さわやかな酸味があります。また、味のバランスが良くて、他のコーヒー豆と混ぜてブレンドしやすいのも特長です。焙煎の具合によって、中煎りの場合にはやわらかい感じの味になり、深煎りだと力強く苦めの味になります。
そのバランスの良さから、コーヒーを今までにあんまり飲んだことのない初心者はブラジル産のコーヒーから飲み始めることがよく勧められています。
ブラジルのコーヒー豆は、量だけでなく品質の高さにも注目されています。
生産されるコーヒー豆の70%くらいがアラビカ種(比較的に高級なコーヒー豆)であり、ブラジル内でもスターバックスなどアメリカのカフェブームの影響でバリスタを目指す若者が増えていて、コーヒー農場もコーヒー豆の量だけでなく質も重視するようになってきています。
90%のコーヒー豆の実がそのまま日光で乾燥させて果肉を除去するといういたってシンプルな方法で加工されていきます。そのために何か加工処理中にミスが生じるとそのまま品質の低下につながります。なのでコーヒー豆の取り扱いには一段と注意されており、それが豊かの味わいにもつなげっているという意見もあります。
サントス以外にもあるブラジル産のコーヒー豆
「サントス」がブラジル産のコーヒー豆では一番有名ですが、サントス以外にもいくつかブランドがあります。
1つ目は「カドテアズール」です。カドテアズールはアラビカ種の一種であり、その高級さからブラジルのブルーマウンテンというニックネームがあります。風味が豊かで美味しいと言われています。
2つ目は「ムンドノーボ」です。これは1950年に入ってから栽培され始めた新種のコーヒー豆です。さわやかな酸味と適度な苦味が特徴です。完熟したコーヒー豆を水洗式で精製する数の少ない珍しいコーヒー豆です。
その他にも、ブルボン、サンマリノ・サンドライ、サンジョゼ、カルモ・ピーベリー、カルモ・ブラジなどがいろんな種類があります。
ブラジル産のコーヒー豆は、日本人にも比較的人気なコーヒーです。品質も高品質でありながら、価格はそこまで高くないので、1杯飲んでみてはいかがでしょうか。とりあえずコーヒー屋さんに来たものの、コーヒー豆がいっぱいあって何を買えばいいのか分からないという人にはおすすめのコーヒー豆です。
陽気な人が多いブラジル産のコーヒー豆を、朝ご自宅でゆっくりと飲めば、飲んでいる自分の気分も陽気になってきて、楽しく1日を始めることができるかもしれませんね。
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- シグリなどパプアニューギニア産コーヒー豆の特徴