おしゃれなカフェがある国はどこですかと言われると、なんとなくイタリアやフランスを想像する人は多いのではないでしょうか。実際にイタリアやフランスはカフェの歴史が古く、多くのおしゃれなカフェが存在します。
当然コーヒーが好きな国民も多いのですが、フランスやイタリアではエスプレッソコーヒーと言われる味の濃くて凝縮されたコーヒーがよく飲まれています。一方で一部の人からはフランスのコーヒーはまずいというよくない評判もあります。
今回はそんなフランスのコーヒーについて、本当にウランスのカフェはまずいのか、どんなコーヒーがフランスでは飲まれているのか、などについて書いていこうと思います。
- 参照記事
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フランスではエスプレッソコーヒーが人気
日本のカフェで「コーヒーを1つお願いします」というと普通はブラックコーヒーが出てきます。しかし、フランスでは同じ方法で注文をするとエスプレッソが出てくることが多いそうです。
エスプレッソとはコーヒーを凝縮した濃いコーヒーであり、そのままで飲むとかなり強烈な味がするので、本場のフランスやイタリアでも砂糖をたっぷりと入れて飲むのが一般的です。
日本でも観光客のようなフランス人がよくスターバックスなどでエスプレッソコーヒーを注文している姿を見かけることがあります。
フランス人は自宅でもエスプレッソコーヒーを飲む
フランスでは家で飲むコーヒーは普通のドリップコーヒーやインスタントコーヒーも当然あるのですが、エスプレッソもよく飲まれています。
マキネッタ(ビアレッティ)と呼ばれるコンロで作れるエスプレッソマシンが普及しているので、それを使ってコンロでエスプレッソを作る人もいますし、最近では日本でも流行っているネスレ社のネスプレッソを使ってボタンひとつでエスプレッソを作る人も多いようです。
自宅でもエスプレッソが作れるので、時にはエスプレッソに砂糖をたくさん入れて飲むこともありますし、ホットミルクを入れてカフェラテてやカプチーノにして飲むこともあるようです。
フランスのカフェはまずいと有名だった
フランスでカフェは市民の憩いの場として必要不可欠なものとなっています。かつて初めてフランスにカフェが出来た際には著名な作家や音楽家から、謎の起業家、娼婦などありとあらゆる人たちが文化的に交流していたと言われています。
今でもいろんなタイプの人がフランスのカフェに訪れており、ちょっとした息抜きや読書などをカフェで行っています。
フランスのカフェと言われると何かとても味にこだわった美味しいコーヒーが飲めそうな気もしますが、実はそこまで美味しくないということで逆に有名です(笑)
よく日本人のフランス旅行客の間でも、意気揚々とフランスの有名なカフェに行ってきたのだけれども、あまり美味しくなくてがっかりしたという口コミをよく見かけます。
しかし、ここ数年で自家焙煎をカフェ内で行っているロースタリーカフェも少しずつ増えてきており、カフェのクオリティも上がってきているそうです。フランスでも美味しいコーヒーが飲める場所を増やしたいという想いがあるのかもしれません。
フランスのカフェでのコーヒーメニュー
フランスのカフェではひとことにエスプレッソと言ってもエスプレッソコーヒーを使った様々なドリンクメニューがあります。下記がその中でも代表的なコーヒーメニューです。
カフェ(エスプレッソ)
フランスのカフェのメニュー表をみると「カフェ」という名前のドリンクがメニュー表の上にだいたい書かれていますが、これはエスプレッソを意味します。そのまま飲むと味がかなり強くて強烈なので、砂糖をたっぷり入れて甘くしてから飲みましょう。
ダブル・カフェ(エスプレッソ2杯)
なんとなく名前から想像できるかと思いますが、カフェダブルはエスプレッソを2杯入れた飲み物です。普通のエスプレッソを2杯入れるだけなので、特に味が変わるわけではなくて、ただ純粋に量が2倍になるだけです。
カフェ・アロンジェ(アメリカンコーヒー)
カフェ・アロンジェは日本人がイメージする普通のホットコーヒーに似ています。エスプレッソコーヒーをお湯で薄めたものが カフェ・アロンジェです。普通のドリップコーヒーよりも味が少しさっぱりとしている印象が個人的にはあります。
カフェ・セレ(濃いエスプレッソ)
カフェ・セレとは濃い目に作られたエスプレッソです。普通のエスプレッソを作る時よりも少量のお湯で作るので、自ずと濃い味のエスプレソが出来上がります。ただでさえエスプレッソは濃いので、カフェ・セレを注文する際には覚悟をしたほうが良いです(笑)
カフェ・クレーム(カフェラテ)
カフェ・クレームとは日本でいうカフェラテです。エスプレッソをホットミルクで割ったものであり、エスプレッソの苦さとホットミルクのまろやかさがうまくマッチングしています。
ノアゼット(ミルク入りエスプレッソ )
ノアゼットとはエスプレッソにホットミルクを少し加えたものです。日本ではエスプレッソマキアートなどと呼ばれることもあります。エスプレッソにミルクが加わることで味がよりまろやかになります。
このようにフランスでは昔からコーヒーが飲まれ続けており、特にエスプレッソコーヒーが多くの人から好んで飲まれています。フランスに旅行した際には是非一度カフェに立ち寄ってみてください。