コーヒーグラインダーとは?コーヒーミルとの違い

コーヒーグラインダーとは?コーヒーミルとの違い

自宅でも美味しいコーヒーが飲みたい!そう思ったとき、あなたは何から用意しますか?ドリップコーヒーから?コーヒーメーカーから?コーヒー豆から?人それぞれあるとは思いますが、コーヒー豆を挽くところから始める方は中々いないのではないでしょうか? 今はお店でも既に挽いた状態で販売している物が多いので、わざわざ自分で挽いてまで…と思う方が多いかと思います。でもコーヒーは豆の挽き方ひとつで味が変わるんです。また、挽いた瞬間に一番香りを発します。
さらに豆から粉状になることで表面積が増えるため、時間が経つと湿気を吸って酸化が起こるのでコーヒーの風味が損なわれてしまいます。つまり既に挽いた状態の市販の豆で淹れたコーヒーはベストな味わいではない、ということです。「必要な量」を「必要な時」に挽いて、淹れる。 これがコーヒーの味わいを最大限に引き出すポイントです。なので自宅でもおいしいコーヒーが飲みたい!かつコーヒーの味わいを存分に堪能したい!ならばコーヒー豆を挽くところから始めてみましょう。
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コーヒーミルとコーヒーグラインダー

豆を挽こう!と思って調べてみると「ミル」と「グラインダー」、この二つの単語が現れます。どちらもコーヒー豆を挽く機械なのですが、何が違うのかがよくわからない。それどころか言葉の意味としては Mill=粉砕機、研磨機 grinder=粉砕機、製粉機 とほぼ同じ…。 これならどちらでもいいのか?いやいや挽き方ひとつで味が変わるのであれば何か違いはあるはず…。ということで、ミルとグラインダーの違いについてさらに調べてみる事にしました。
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コーヒーミルとコーヒーグラインダーに明確な区別はされていなかった

調べ始めて最初に出てきたのは「明確に区別はされていない」ということでした…。その中でも見つけた違いについて後述していきますが、あくまでこういう物が多い、というニュアンスで捉えてください。明確な区別がされていないので多々例外はあります。 「ミル」は言葉の意味からはすりつぶす、粉砕する、カットするなどで物体を細かくするツール、とされています。これに対して「グラインド」はすりつぶす、研ぐという意味である事から「ミル」の方が広い意味で用いられていると考えられます。
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傾向として機械にハンドルのついた「手挽き」の物がミル、「電動」で挽いてくれる物をグラインダーと呼んでいる物が多いようです。グラインダーは電動なので駆動部が必要な分、機械はある程度の大きさがあります。 一方ミルはそれが必要ないので機械の大きさに関しては様々で、更にデザイン性に富んでいてインテリアとして見た目も良い物が多いのも違いと言えます。それとは別にエスプレッソレベルまで細かく挽いてくれるものにはグラインダーと呼ばれている物が多いようです。 まとめると…
「ミル」・・・大きさは様々。手挽き。インテリアにもなる。挽く時間がかる。挽き具合は自分で調整。少ない杯数にオススメ。 「グラインダー」・・・ある程度の大きさが必要。電動。挽く時間は早い。挽き具合は時間で調整。多い杯数分を挽く際は便利。エスプレッソがお好みの方は特にオススメ。
どちらがいいとかは言えませんね。ライフスタイルに合わせてどちらがいいのかを選べるようになっている、と捉えてよさそうです。ですが先にも書いた通り、あくまで「こういう違いで分けて呼んでいる物が多い」ということなので例外もある点ご注意ください。
ここまでの違いを知った上で実際に探す際ですが、「家庭用」はミル、「業務用」はグラインダーに分かれていることが多いようです。なので機能からではなく「ミル」で探し始める方がいいのかもしれません。 挽き方ひとつで味が変わるのならば、最初はできれば電動からがいいんだけど…とお思いの方、安心してください!調べれば「電動ミル」というのもたくさん存在しています。ミルとグラインダーの決定的な違いは見つかりませんでしたが、「コーヒーを自分で豆から挽いて楽しむこと」に興味を持っていただければ幸いです。
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