コーヒー豆の挽く種類(細引き編)

コーヒー豆の挽く種類(細引き編)

コーヒーはそもそも挽き方によって味も風味も変わるってご存知でしょうか? どれくらいの大きさにコーヒー豆を挽くのかは、美味しいコーヒーを入れるために重要なポイントです。 実はそれ以上に「コーヒー豆を挽く方法」も重要なので覚えておく必要があります。 注意すべきは以下の3点です。 「豆を挽くときの熱」 「微粉や渋皮の除去」 「挽いた豆の均一度」

コーヒー豆を挽くときの熱

コーヒー豆を挽くというのは、どうしても熱が発生してしまいます。一般的なコーヒーミルは臼状の刃をつかってコーヒー豆をすりつぶすのですが構造上どうしても摩擦熱が発生してしまい、コーヒー豆を挽くときに発生した熱がコーヒーの風味を損なわせてしまうのです。

コーヒー豆の微粉や渋皮の除去

美味しいコーヒーの大敵とも言えるのが、コーヒー豆を挽いた際に出てくる微粉や渋皮です。極めて小さな微粉は、必要以上にコーヒーを成分を抽出してしまうため、コーヒーの嫌な苦みや渋みを引き出してしまうのです。

挽いたコーヒー豆の粉の均一度

こればかりは、コーヒーミルの性能に依存してしまいますが、コーヒーを挽いた後の粒の大きさがマチマチだと、抽出されるコーヒー液の成分もバラバラになり、コーヒーの風味がぼやけてしまいます。

おすすめなのが細挽き

粒のサイズが白砂糖とグラニュー糖の間ほどで、市販で売られているコーヒーの粉よりやや細かいのが特徴なのが「細挽き」です。苦みとコクをしっかりと抽出することができます。 ウォータードリップ(水出し)に適したコーヒー豆の挽き方であり、ペーパードリップで入れれば苦みとコクを楽しめるコーヒーにすることができます。挽き方の種類によって向いている入れ方もあるのでチェックしてみるのもいいかもしれませんね。

挽き方の種類

極細挽き(2,3)白砂糖程のサイズで苦みが非常に強いです。マキネッタ、エスプレッソマシーンなどが適した淹れ方です。 細挽き(5,6)白砂糖やグラニュー糖の中間くらいのサイズで苦みとコクが強いです。ウォータードリップ、ペッパードリップなどが適した淹れ方になります。 中細挽き(7,8)グラニュー糖ほどのサイズで、一般的にバランスが良く飲まれている挽き方になります。ペーパードリップ、コーヒーメーカーなどが適した淹れ方になります。 中挽き(9~11)グラニュー糖とザラメの中間程のサイズで、雑味がなくクリアな味わいになります。サイフォン、ネルドリップが適した淹れ方になります。 粗挽き(12,13)ザラメなどサイズ感になり、苦みが少なめで酸味がやや強い状態に仕上がります。パーコレーター、フレンチプレスなどが適した淹れ方になります。 挽き方の横の番号は挽き目の数字で、数字が小さいほど粒が細かくなり、ショップによって違いもあるので確認するようにしてください。コーヒー豆の粒度はメッシュと呼ばれることもあるのでこれも頭に入れておきましょう。 また、粒度の調整にはミルが必須です。粉の状態で購入してしまうと、決まった粒度から変更することができませんのでご注意ください。なのでお店で買うだけではなく、ミルがあれば自宅で好みの挽き方ができるので楽しもい方が広がりますよね。

保存方法

最後に簡単にコーヒー豆がどのような環境で劣化するのかについてご紹介します。コーヒー豆が劣化する要因としては以下の4点が挙げられます。 「空気」「温度」「湿気」「光」 コーヒー豆は空気に触れるだけで劣化が進んでいきます。具体的には空気に含まれる「酸素」によって酸化が進み、劣化していくのです。それゆえ、コーヒー前の保存にはいかに空気に触れさせないかが重要となります。 コーヒー豆は高温にも弱いです。 冬場は室温での保存でも問題ありませんが、暖かい部屋の中や夏場は高音になりやすく、早く劣化が進んでしまいます。温度の低い場所での保存が望ましいです。コーヒー豆は湿気にも弱いです。コーヒー豆は湿気を吸収しやすく、それによって劣化が進みます。ですので梅雨や夏場は注意が必要です。 コーヒー豆は光にも弱いです。ですので直射日光(紫外線)を当てるのは絶対に避けるべきであり、驚くほど速く劣化してしまいます。以上を踏まえて、美味しいコーヒー作りに役立ててくださいね!
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