フレンチプレスでコーヒーを飲むとコレステロール値が上がる?!

フレンチプレスでコーヒーを飲むとコレステロール値が上がる?!

フレンチプレスでコーヒーを淹れている人もけっこう多いと思います。しかしハーバード大学の新しい研究によると、フレンチプレスでコーヒーを飲むことは体に悪いかもしれないとのことです。 ハーバード大学医学部の発表によると、フレンチプレスで飲むコーヒーにはコーヒーフィルターなど他の方法で飲むコーヒーに比べて、コレステロール値が高くなる可能性があるとのことでした。
Harvard Health Letterの編集長であるHeidi Godmanは “フィルターがなければ、「ジテルペン」と言うコーヒー豆の成分として入っている油性の物質がコーヒーに入ってしまいます。コーヒー愛好家の間ではその物質こそコーヒーの味を良くすると言う人もいますが、ジテルペンが体に与えるマイナスな影響も考慮すべきです。 (Without a filter, some of the oily substances found in coffee beans, called diterpenes, wind up in your cup. Coffee aficionados say these oils make the brew taste better. But you should know that diterpenes have been shown to have a negative impact on health.)“ とコメントしています。 Heidi Godmanによると、別に数杯程度のコーヒーをフレンチプレスで飲んだくらいで特に体がすぐに悪くなったりはしませんが、5杯〜8杯ものコーヒーを毎日フレンチプレスで飲んでいたら体に悪い影響を与える可能性があるとのことです。 しかし、これはあくまで可能性を指摘しているだけにすぎません。実際に実験でフレンチプレスでコーヒーを飲むことが100%体に悪いことが証明されたわけではありませんのでご留意ください。
コーヒーと健康に関しては過去にもハーバード大学ではいくつもの実験結果を発表しています。今回はコレステロール値の上昇という観点でコーヒーが体に与えるマイナスな影響が指摘されましたが、コーヒーは体にいい影響を与えるという発表も何回もされています。 フレンチプレスはフィルターがかからないのでコーヒーの味が引き出せると、多くのコーヒー愛好家から好んで使われています。個人的には準備と後片付けに手間がかかるのであまり飲んでいないですが、たまにコーヒープレスで飲みたい気分になる時もあります。 どちらにしても1日に何杯ものコーヒーをフレンチプレスで飲まない限りは特に健康に大きな影響を与えることはなさそうですが、何杯ものコーヒーをフレンチプレスで毎日淹れている人は注意をした方が良いのかもしれません。コレステロール値が上昇すると、体の血管が詰まってしまったりと健康に悪い影響を与えるためです。
参照記事
コーヒーのオイル(油分)とは何か?その効果と効能について
ちなみにコーヒーを1日に5杯〜8杯飲むという人はたまに見ますが、それを全部フレンチプレスで淹れているという人は個人的には今までに一度も見たことがありません(笑) たとえコーヒーフィルターなど他の方法でコーヒーを淹れたとしても、あまりにも過剰に摂取すると体に悪影響が出るとの指摘はありますので、コーヒーは1日にどんなに飲んでも3杯〜4杯程度に抑えた方が賢明です。 この記事はHarvard Health Publications「Pressed coffee is going mainstream — but should you drink it?」を参考にして書いています。
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