いつもは12時くらいには寝るのになかなか寝付けなくて、結局4時くらいまでベットの中で携帯をいじっている。気がついたら朝で次の日が1日中だるい。そんな日が何日間も続くけど一向に改善しない。
こんな不眠症の経験をされている人もいるかと思います。不眠症の原因には、ストレスなどによる精神的要因や関節リウマチなど身体的要因などいろいろありますが、コーヒーなどに含まれているカフェインで不眠症になることもあります。
コーヒーのカフェインが不眠症の原因になるのはあくまで可能性の1つにすぎませんが、いろいろと不眠症対策をしたけれど一向に良くならないという人はコーヒーが不眠症の原因になっているのか検証してみると良いかと思います。
今回はそんなコーヒーのカフェインと不眠症の関係について、コーヒーを飲んで不眠症になる原因や、実際に何時までならコーヒーを飲んでも夜寝れるのか、それでもコーヒーを飲みたいという場合にはどうすれば良いのかなどについて書いていこうと思います。
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コーヒーで不眠症になる原因
コーヒーで不眠症になることがありますが、その原因はコーヒーに含まれているカフェインという成分です。コーヒーのカフェインには交感神経を刺激する作用があり、それによって血液中のアドレナリンが増加して血糖値、脈拍、血圧が上昇します。
血糖値、脈拍、血圧が上昇することによって眠ることができなくなり不眠症になるのです。また、大脳は疲れるとアデノシンという物質を出して身体を眠らせようとするのですが、カフェインにはこのアデノシンの信号を妨げる作用もあります。
そのために睡眠しようとしても浅い眠りになってしまい、深い睡眠をすることができなくなります。それが結果として不眠症になることがあるのです。
それでも別に夜寝る前に飲まなければ関係ないのではと考える人もいると思うのですが、実はこのカフェインの覚醒効果は個人差こそあれど8時間〜14時間ほど続きます。そのために夕方に飲んだコーヒーが不眠症の原因になることもあるのです。
- 参照記事
- コーヒーの健康に与えるメリットとデメリットまとめ【保存版】
無意識にコーヒーで不眠症になっていることがある
コーヒーを飲んでも特に眠りに影響がないという人もいるかと思います。別に何時にコーヒーを飲んでも夜は寝ることができるし、朝も普通に起きることができる人です。
しかし、そのような人でも慢性的に睡眠不足になっている可能性もあります。浅い睡眠が毎日少しずつ積み重なって行きます。朝、昼、晩と毎回コーヒーを飲んでいるので眠くなることはないのですが、コーヒーを飲まなくなると急に眠くなったり頭が働かなくなったりします。
そのような人はコーヒーのカフェインが効かないというよりも、コーヒーのカフェインを摂取していないと起きていられない依存状態にあるとも言えます。コーヒーに含まれているカフェインには依存性があるので注意をする必要があります。
コーヒーと不眠症に関する実験
アメリカのミシガン州デトロイトにあるウェイン州立大学の医学部ではコーヒーのカフェインと不眠症に関する実験が行われました。実験はいたってシンプルであり、「寝る直前にコーヒーを飲む人」「寝る3時間前にコーヒーを飲む人」「寝る6時間前にコーヒーを飲む人」に分けで睡眠具合をチェックするというものです。
この実験の結果、たとえ寝る6時間前にコーヒーを飲んだ人であっても不眠症に悪い影響が出ることがわかったそうです。この実験に参加した人は、自分の睡眠時間が不足していることに気がついていない人すら多く、コーヒーを飲むことで無意識に睡眠時間が不足する悪循環に陥る可能性も指摘されました。
実験を行った博士は
”仕事の帰り道に、マグカップ1杯のコーヒーを飲むと、睡眠に悪影響が生まれ、その影響力は寝る前にカフェインを摂取する場合と同等である”
とこの実験結果を締めくくっています。
何時までならコーヒーを飲んでも不眠症にならないのか
コーヒーが不眠症の原因になっていると自覚がある人はコーヒーを飲む時間帯を制限した方が良いです。具体的に何時までだったらコーヒーを飲んでも大丈夫なのかというと昼の3時以降はコーヒーを摂取しない方が良いです。
昼の3時と聞くとかなり早い気がしますが、コーヒーに含まれているカフェインは8時間〜14時間ほど効果が継続されるのです、夜の11時くらいに寝る人は逆算して昼の3時以降はコーヒーを飲まないようにした方が無難です。
不眠症でもコーヒーが飲みたいならばカフェインレスコーヒー
不眠症であっても今までずっと飲んできたコーヒーをやめることができないという人もかなり多いかと思います。私もいきなりコーヒーをやめろと言われても恐らくやめることはできません。そんな人におすすめなのがカフェインレスコーヒーです。
カフェインレスコーヒーとはコーヒーからカフェインの成分のみを取り除いたものなのですが、不眠症などの理由でカフェインを取りたくないけどコーヒーは飲みたいという人によって飲まれています。
以前まではカフェインレスコーヒーにするとコーヒーの味が落ちるなどの問題もあったのですが、最近では製造方法も改善されており、ほとんどコーヒーの味を落とすことなくカフェイン成分のみ抜くことが可能になっています。
カフェインレスコーヒーのおすすめはコトハコーヒー
カフェインレスコーヒーについては私も姉が妊娠してからいろんなものを探して検討しました。もともと姉はコーヒーが大好きだったのですが、妊娠してからカフェインの入っているコーヒーが飲めなくなりました。
そのためにカフェインレスコーヒーで美味しいお店を探したのですが、カフェインレスコーヒーを扱っているお店は意外に少なくてベストなコーヒーを探すのが大変でした。
その中でも私が最も良いと思ったカフェインレスコーヒーのお店はコトハコーヒーさんです。2児のママスタッフが運営しているそうであり、そのためかカフェインレスコーヒーのバラエティも豊かでとてもよかったです。
コーヒー豆のオンライン販売しているお店はパッケージのデザインがイケていないところが多いのですがここはパッケージのデザインのおしゃれなのでギフト用にも使うことができそうです。
実際にカフェインレスコーヒーの購入を検討されている方にはおすすめします↓

不眠症に悩んでいていてかつ、コーヒーを飲みたいという人は是非一度カフェインレスコーヒーを試してみてください。
- 参照記事
- カフェインレスコーヒー(ディカフェコーヒー)とは何か?