「コーヒーリキュール」というと、どんなイメージがありますか。
最も有名なのは、カルーアミルクに用いられる「カルーア」でしょうか。ちなみに「カルーア(Kahlua)」という製品名は、アラビア語でコーヒーを表す「カフワ(kahua)」からきているそうです。
だけども「コーヒーリキュール=カルーア」ではありません。コーヒーそのものが世界中で愛飲されるように、コーヒーリキュールもまた多くの種類があるのです。アルコール度数、味などにも違いがあり、ですが総じて「甘くて飲みやすい」ことが特徴といわれます。
ここではそんなコーヒーリキュールの有名な銘柄や、おすすめのカクテルなどもご紹介したいと思います。
コーヒーリキュールとは
カルーアミルクの「カルーア」だけが飛び抜けてポピュラーなだけに、コーヒーリキュールとは何かというのがいまいち世間には浸透していませんよね。
リキュールとはそもそも、蒸留酒(スピリッツ)やウイスキーなどに果実やハーブなんかを混ぜて作るお酒のこと。これ自体もお酒といえばお酒なのですが、混ぜることを推奨される「混成酒」にあたります。例えば、「カシス」「カンパリ」「ディタ」などもリキュールの一種です。
また厳密にいうと、コーヒーも果実なんですよね。
上記した蒸留酒などにコーヒーを混ぜて作り出されたリキュールのことを「コーヒーリキュール」と呼ぶのです。
ちなみに、甘くて飲みやすいことが特徴に挙がるコーヒーリキュールですが、これ自体のアルコール度数は他のリキュールと同じで中々に高いのでご注意を。
おすすめの「コーヒーリキュール」
コーヒーリキュールの種類、どんなものがあるのでしょうか。
ここでは定番も含めた4種類、ご紹介したいと思います。
・カルーア…カルーアミルクに代表される、コーヒーリキュールの定番です。アルコール度数は20%。甘い+飲みやすいことで日本の居酒屋やバーでも大体用意されていますね。

カルーア:コーヒーリキュール
・パトロンXOカフェ…「パトロン」というテキーラベースのコーヒーリキュール。アルコール度数は35%ほど。コーヒーの深い味わい、コク、そしてテキーラの香りを兼ね揃えています。お洒落なボトルデザインということもあり、秘かに人気を高めてきているらしいです。

パトロンXOカフェ
・ティア・マリア…元はラムベースでしたが、現在ではカルーアと同じ原料「スピリッツ」で作られています。コーヒーの王様「ブルーマウンテン」の産地ジャマイカ生まれのコーヒーリキュールです。アルコール度数は20%、甘さは控えめに、爽やかな苦味が特徴です。

ティア・マリア
・泡盛コーヒー…その名の通り、沖縄は久米仙酒造さんによる泡盛ベースのコーヒーリキュールです。アルコール度数は12%で、キャラメルのような甘味あり、お酒の苦手な人にも大丈夫。テレビでも紹介され、話題を呼びました。

泡盛コーヒー
ざっくりと挙げてもまだまだあります。日本では手に入らない銘柄もありますので、旅行のお土産にも良さそうですよね。コーヒー好きでなおかつお酒好きでもあるなら、コーヒーカクテルはきっと合うと思いますよ。
- 参照記事
- カルーア・ミルクというコーヒーを使ったアルコールドリンク

コーヒーカクテルの飲み方
ここではコーヒーリキュールを用いたいわゆる「コーヒーカクテル」のおすすめの飲み方を、いくつか簡単にですがご紹介します。
・カルーアミルク…カルーアと牛乳を混ぜたカクテルが、カルーアミルク。中にはクリームやインスタントコーヒーなどを溶かしたりもするようですね。
カルーアがアルコール度数20%なので、ミルクと1:4で割るのがポピュラーといわれます。こうすればアルコール5%となり、とても甘く飲みやすいカクテルの完成です。

カルーアミルク
・ブラックルシアン…コーヒーリキュールとウォッカを合わせたカクテルのことです。ウォッカの割合にも関わりますが、総じてかなり強め、ガツンと来るカクテルにはなります。ロックで飲むのがおすすめといわれていますね。
また、ブラックルシアンにクリームを浮かせたカクテルを「ホワイトルシアン」と呼ぶようです。
・エスプレッソマティーニ…その名の通り、エスプレッソコーヒーにコーヒーリキュール、ウォッカ、カカオを合わせて作るコーヒーカクテル。ハリウッドスターのヒュー・ジャックマンが飲んでいたことで一層人気は増しました。
- 参照記事
- 「コーヒーカクテル」コーヒーとお酒を合わせた新しいコーヒーの楽しみ方!