マックカフェとともに進化するマクドナルドのコーヒー。世界的に有名なハンバーガーチェーン店のマクドナルドですが、「プレミアムローストコーヒー」がいつから登場したかご存知ですか?実は2008年から登場し始めました。
そんなマックコーヒーについて見ていきましょう!
- 参照記事
- エアロプレスとは?その特徴とコーヒーの淹れ方
2008年、マックのコーヒーに対する評価は頭一つ抜けていた
2008年1月22日に発表されたオリコンランキング「買いたいコーヒーNo.1はどこ?」というオリコン顧客満足度調査にて、第1位になんとあのマクドナルドが輝きました。
第3位のモスバーガーは6.45点、第2位のドトールが6.68点といずれも6点台なのに対して、なんと7.31点と唯一の7点台で圧倒的優勝したマクドナルドコーヒーです。さらにそんなかつてのプレミアムローストコーヒーは100円と、モスバーガー、ドトールに味だけでなく値段でも圧勝。圧倒的な評価を得て1位となりました。
当時のマクドナルドのコーヒーは「グアテマラ」「コロンビア」「ブラジル」「エチオピア」の4つの産地を使っており、豆はアラビカ種100%使用のものでした。
しかしながら2015年ぐらいから「マックのコーヒーは苦い水みたい」「マズイ」との声も上がるように。その声に対応するかのように2016年、2017年にプレミアムローストコーヒーを2度リニューアルしました。
「マック史上最高リッチな味と香り」をめざし、これまで使用してきたブラジル、コロンビア、グァテマラ産の3種のコーヒー豆に、フルーティーな香りとやわらかな酸味が特長のエチオピア産モカを新たに加えてブレンド。
抽出には「蒸らし」の工程を導入し、コーヒーの持ち味をしっかり出して全体のコクが増すようにした結果、最近では「マックのコーヒーも美味しくなった」という声も聞こえるようになってきました。再びマックのコーヒーが顧客満足度1位を獲得する時が来るのだろうか?楽しみですね!
- 参照記事
- ゴリラコーヒーとは?NY発の注目コーヒーチェーン店
マックカフェの歴史
「McCafe by Barista」という店舗に行かれたことはありますか?実は今ではコーヒーをマクドナルドのクルーがバリスタとして注文を受けてからコーヒーを作る店舗も増えてきています。
実はマックカフェ、スタバに負けないおしゃれ感がありますよ!
今では六本木ヒルズにも店舗があるマックカフェですが、マックカフェが定着するまでに何度も失敗を繰り返しております。そんなマックカフェの歴史を見ていきましょう。
・1998年に恵比寿でマックカフェ1号店をオープンさせました。そのあと関西を中心に4店舗を出店したものの、売り上げが立たず中止されました。
・2007年にも首都圏に14店、関西に1店の計15店舗が一斉オープンしましたが、スターバックスやタリーズコーヒーなどのカフェチェーンとの激しい競合に打つ勝てず、2008年5月より5店舗を閉鎖、2009年には中止されました。
・2009年はこれまでのような新業態店としてではなく、一部店舗において新規に提供されるメニューの名称として開始されました。具体的にはプレミアムローストコーヒーもそうですが、カフェラテ、カプチーノ、カフェモカ、キャラメルラテを加えたものです。それらのメニューはエスプレッソマシン導入店舗限定で販売されています。
・2012年より再び「McCafe by Barista」として7月より一部店舗に専用コーナーとして展開し始めました。こちらでは専門のクルーがバリスタとしてコーヒーを淹れます。現在全国展開を行っています。
2度の失敗を経て、「カフェとしてのマクドナルドコーヒー」ではなく「マクドナルドとしてのコーヒー」という感じがします。やはりコーヒーはカフェで、マックはハンバーガーなのでしょう。
プレミアムローストコーヒーから始まったマクドナルドのコーヒーサービスですが、今ではより本格的なコーヒーサービス・「McCafe by Barista」でコーヒーの充実も図っています。これからマックのコーヒーがどのように変わっていくのかとても楽しみですね!
- 参照記事
- バッドアスコーヒーとは?ハワイ生まれのコーヒーブランド