コーヒーはそのまま飲んでも美味しいですが、キャラメルやバニラなどの風味をつけて甘くしてから飲んでも今までとは違った美味しさを体験することができます。
コーヒーに何か手を加えてちょっと違った飲み物にしたものをアレンジコーヒーと言うのですが、その中でもチョコレートやココアを加えたものを「モカジャバ」といいます。
このモカジャバはお店や人によってその定義がいろいろと異なるという謎の側面もあります。モカジャバをチョコレートソース入りのコーヒーだと思っている人もいれば、ココア入りのコーヒーだと思っている人もいれば、コーヒー豆のブランド名であるモカとジャバをブレンドしたブラックコーヒーだと思っている人もいます。
今回はそんなモカジャバについて、そもそもモカジャバとは何か、どうやって作るのかなどについて書いて行こうと思います。
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モカジャバとは何か
モカジャバとはひとことで言うと、いろんな定義があるのですが最もよく使われるのがチョコレート入りのコーヒーです。コーヒーにチョコレートを入れることによって甘さを追加することができて、コーヒーの苦さが嫌いな人でも飲むことができます。
チョコレート以外にもコーヒーにココアを入れたものをモカジャバと呼んだりすることもあります。ココアもチョコレートもほぼ同じなのですが、味が微妙に異なることがあります。どちらにしてもコーヒーに甘みがつきます。
しかし3つ目のモカジャバの定義は全く異なって、モカという名前のコーヒー豆とじゃばという名前のコーヒー豆をブレンドした普通のコーヒー豆になります。この場合のモカジャバはコーヒー豆なので、甘くはないブラックコーヒーになります。
メニューにモカジャバがあるからきっと甘いだろうと思って注文したらこの3つ目の意味でブラックコーヒーがでてくることもあるので注意しましょう。
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なぜモカジャバはこんなにいろんな意味があるのか
そんな複数の意味を持つモカジャバですが、もともと”モカ”という単語にはいろんな意味があるためにこのような紛らわしいことになってしまいました。
”モカ”の一つ目の意味はコーヒーにチョコレートを加えたものという意味です。「カフェモカ」などもこのモカが語源になっています。チョコレートとココアで微妙にニュアンスの違いはあるものも、どちらもこのモカの意味で使われています。
モカの二つ目の意味は港の名前です。イエメンにモカ港という港があるのですが、その港から大量のコーヒーがヨーロッパをはじめとした世界中に輸出されていました。その経緯でイエメンや隣国のエチオピアのコーヒー豆は”モカ”というブランドで呼ばれるようになりました。
このようにもともとモカには複数の意味があったために、そのモカという名前が入っているモカジャバにも複数の意味が生まれてしまったのです。
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モカジャバの作り方(レシピ)と味
モカジャバの作り方はいたって簡単であり、ご自宅でも作ることができます。今回はココアを入れるタイプのモカジャバについて作り方の説明を書いていこうと思います。
モカジャバを作るために必要な材料はホットコーヒー、ココア(大さじ2杯)、砂糖だけです。作り方の手順としては、いたって簡単でホットコーヒーにココアを入れてよく溶かすだけです。ココアだけだとあまり甘くならないので、砂糖をお好みの量追加すると良いです。
きになるモカジャバの味ですが、ホットコーヒーの苦さとココアの甘さがうまくマッチして体が温まる美味しい飲み物になります。コーヒーの苦さが嫌いな人でも飲む価値があると思います。
このようにモカジャバはチョコレート(ココア)入りのコーヒーとブレンドされらコーヒー豆という複数の意味があります。興味がある方はぜひどちらも試して見てください。
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