日本スペシャルティコーヒー協会とは何か?

日本スペシャルティコーヒー協会とは何か?

日本スペシャルティコーヒー協会ってどんな協会?

日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)とは東京都港区新橋に本部がある、生産段階から焙煎まで品質管理が徹底されたスペシャルティコーヒーの認識と理解を深めるために活動している団体です。 活動内容は、スペシャルティーコーヒーに関する調査や研究を行ったり、スペシャルティーコーヒーの認知度をあげるためにセミナー活動や、教育、認定制度なども行っています。コーヒーの資格「コーヒーマイスター」を発行している機関でもあります。
参照記事
コーヒーは糖質制限ダイエット中でも飲んで良いのか?

スペシャルティコーヒーとは何か?

コーヒーの豆からカップに注がれすまで全ての段階において、一貫した体制・工程・品質管理などが徹底されているコーヒーの風味が素晴らしく美味しいコーヒーとして消費者が評価して満足できるコーヒーがスペシャルティコーヒーと呼ばれます。 生産国において適正な品質管理が行われ欠点豆の混入が極めて少ない豆を適切な輸送・保管方法で劣化のない状態で焙煎し、欠点豆が混入されていない焙煎豆をさらに適切な抽出方法で生産地の特徴的な素晴らしい風味特性が表現させている豆が条件に値します。 そして何よりも日本人が美味しいと感じるコーヒーの風味特性を研究課題として掲げています。スペシャルティコーヒーのカップクオリティを判定するためには、様々な判定基準と評価が用意されています。 例えば、カップクオリティのきれいさが求められる項目では、汚れや風味の欠点・瑕疵が全くなくコーヒーの栽培地特性、土地のカラーがはっきりと表現されるために必要な透明性があることなどがあります。

colineさん(@eppcoline)がシェアした投稿 -

他にも、甘さや酸味の特徴評価、口に含んだ質感、風味特性・風味のプロフィール、後味の印象度、バランスなどの項目があります。 なので、きっちりと管理された高品質なコーヒー豆だけではスペシャルティコーヒーとは呼べません。最適な焙煎方法・鮮度などが保たれてさらにコーヒーを飲んだ際に生産地の特徴的な風味を感じることができる、美味しいコーヒーだけがスペシャルティコーヒーと呼ばれます。
参照記事
コーヒーの資格はバリスタに必要?実際にあるコーヒーの資格

日本スペシャルティコーヒー協会が主催するSCAJ2017が秋に開催!

日本スペシャルティコーヒー協会が主催する「SCAJ2017」アジア最大のスペシャルティコーヒーイベントが、2017年9月20日から9月22日の2日間東京ビッグサイトで開催されます。 昨年のイベントではコーヒー関連企業や団体が105社、210ブースを出展し、世界各国のコーヒー生産者や機器メーカーなどの最新情報が日本に集結しました。 年々と来場者数・出展者数を増やしている注目のコーヒーイベントで、SCAJ2017ではジャパンバリスタチャンピオンシップ(JBC)やジャパンブリューワーズカップ(JBrC)、ジャパンカップテイスターズチャンピオンシップ(JCTC)、ローストマスターズチームチャレンジ(RMTC)の競技会なども行われます。
簡単に各競技についてご紹介いたします。

ジャパンバリスタチャンピオンシップ(JBC)

エスプレッソが通じた評価がベースとなり制限時間内で3種のドリンクを提供し、味覚評価、提供するまでの全ての作業内容の適切性や正確性、一貫性などを評価する競技です。 提供するドリンクは、「エスプレッソ」「ミルクビバレッジ」「シグネチャービバレッジ」の3種類です。各選手がスムーズで無駄がない動きで精度の高いエスプレッソを提供している姿は、見るだけでも興奮できます!

ジャパンブリューワーズカップ(JBrC)

2014年に新規開催されたコーヒー抽出の競技会です。優勝者は、WCEが開催される国際競技会の一つ「ワールドブリューワーズカップ」へ日本代表として出場権利を得ることができます。そのため競技はWBrCのルールを基準として開催されています。 ペーパードリップやネルドリップなどの手動の器具を競技者自身が選択し抽出技術を競う大会なので、抽出されたコーヒーは様々は味わいをもち、技術や知識とともに、コーヒーの魅力をどのように引き出すか、個性や創意工夫が問われる見所溢れる競技です。

ジャパンカップテイスターズチャンピオンシップ(JCTC)

JCTCはスペシャルティコーヒーの基本であるカッピング技術を競技化した大会です。問題ごとに3つコーヒーがあり、そのうち違う味のコーヒーが一つだけ用意されています。 これをカッピングを用いて当てるという競技です。勝敗のつけ方としては、8分以内に正解した数が一番多かった人が優勝となりますが、正解数が同じ場合は全問解答するまでにかかった時間で競われます。スピード感と正確性が求められる協議となっています。

ローストマスターズチームチャレンジ(RMTC)

各チームでテーマに沿って、事前に打ち合わせを行い焙煎や検証を行いより焙煎を掘り下げることで焙煎技術を向上に繋げるプレゼンテーション大会です。 SCAJ2017では当日会場にて各チームが自慢する焙煎豆も販売される予定です。各チームのプレゼンを聞いた後に気になるコーヒー豆を購入できるのがいいですね! SCAJは様々はコーヒーに関するの最新情報が得られるだけでなく、見所満載な競技会が開催されているため、競技会に参加せずとも多くの刺激を受けることができるイベントなので、コーヒー愛好家のみなさまぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
参照記事
ワールド・バリスタ・チャンピオンシップとは何か?
ブログに戻る