コーヒーサーバーの意味は2種類あるらしい

コーヒーサーバーの意味は2種類あるらしい

「すみません!コーヒーサーバー落としてヒビ入りました!」 職場で平和な一日が過ぎようとしていたときに事件は起きました。犯人は私です。 「何やってんだ!あれ高いんだからな!」 機嫌が悪かった上司が怒り出しました。私がうなだれながら現物を見せて状況を説明すると、きょとん顔の上司が私を見てきます。
「あ、なんだ。コーヒーサーバーって機械じゃなくてポットのほうか。早く言えよ!」 本日は「コーヒーサーバー」とは何ぞや、というお話です。
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コーヒーサーバーが意味するところ

始めにお話ししておかなければならないのは「コーヒーサーバー」そのものについてです。「コーヒーサーバー」と聞いたらビールサーバーなどのようにコーヒーが出てくる機械を連想しませんか? 確かにそれも「コーヒーサーバー」で間違っていません。ただこれは現在では「コーヒーメーカー」、少し前では「エスプレッソマシン」などとも呼ばれていて、細かな違いはあるかもしれませんがコーヒーを淹れてくれる機械には変わりありません。 CMでも見かける「ネスカフェ アンバサダー」も商品名なのでくくるならばコーヒーサーバーの一つです。(※もっとも「アンバサダー」は「大使」という意味で「ネスカフェアンバサダー」自体はコーヒーメーカーの名前ではなく「それも含めたサービス」の名前ですが…。)
そしてもうひとつの「コーヒーサーバー」はよく見かけるコーヒーの入った、取っ手のついたガラスの容器のことを「(コーヒー)サーバー」と言います。紹介の順が逆になってしまいましたが、こちらが元々の「コーヒーサーバー」なんです。 コーヒーを淹れてくれる「コーヒーサーバー」と淹れたコーヒーを受け止める「コーヒーサーバー」、ややこしいですがふたつの「コーヒーサーバー」があります。冒頭の話では上司が前者、私が後者をイメージしていたんですね。ああ、ややこしい。もし機械をお探しの方は「メーカー」、容器をお探しの方は「サーバー」と分けた方が混乱しないかと思います。
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どちらのコーヒーサーバーもコーヒーは淹れる物

今はコーヒーメーカーの性能が上がりおいしいコーヒーがボタン一つで飲めるようになりました。でもあくまで「メーカー」のほうは手軽さと安定した風味、沢山の杯数が淹れられる物です。 一方、先ほどの紹介ではポットの役割のように感じられる「サーバー」ですが、こちらも口の上にドリッパーをセットする事でコーヒーは淹れられます。 手間やおいしく淹れるにはコツや慣れが必要ですし、サーバーの容量はそう多くはないので一度に何杯もは淹れられません。ですが大きな機械を設置する必要もなく、器具自体は簡単に安く手に入るので気軽に始める事が出来ます。

メーカーとサーバーのメリット、デメリット

「メーカー」の利点はとにかく手軽さです。ボタン一つでコーヒーを淹れてくれます。特に洗い物などが出る事もなく、短時間で淹れてくれる事も利点と言えます。 コーヒーを淹れるには手軽なメーカーですが、機械の設置には相応のスペースが必要なこと、故障や不具合を起こした際に業者などにメンテナンスをお願いしなければならない点、また専用のコーヒー豆やカプセルなどが指定されているものが多いためコーヒー自体を選ぶのには制限がかかる、などの手間がかかるとも言えます。
「サーバー」の利点は気軽に始められることです。スペースは最小限、必要な器具はすぐ手に入れられます。コーヒー豆は好きな物を選べ、サーバーも今は色んな形、素材、デザインがあるのでインテリアに合わせて…と「自分好み」にこだわれる、というのが利点と言えます。 スタートは気軽に切れますが、一杯を淹れる際にはお湯を沸かして、コーヒー豆をドリッパーに、そしてサーバーにセットして…と手間と時間がかかります。また淹れ方が風味に大きな影響を与えるので、味にまでこだわるのなら多少の勉強は必要になります。 いかがでしたか?「メーカー」も「サーバー」もそれぞれ特徴があるので、ご自宅であれ職場であれ、あなたやにとってより良いのは「メーカー」なのか?「サーバー」なのか?考えてみてから選ぶのが良いかと思います。 考える上で、今回紹介した事が少しでも参考になってくれれば幸いです。そして「コーヒーサーバー」について伝えるときは「メーカー」なのか「サーバー」なのか詳細を伝えないと、私のように誤解を招く恐れがあるのでご注意を。
参照記事
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