ステルス・スターバックスというスタバの看板を隠したスタバ

ステルス・スターバックスというスタバの看板を隠したスタバ

スターバックスのロゴマ ークを見ると、誰がみても一目で「あっ、スタバだ!」と気づくことができます。しかし、実はスタバの店舗の中にはあえてロゴマークや看板などを出さずにひっそりと隠れて営業している店舗があるのです。 そんな店舗のことをステルス・スターバックスというのですが、スターバックスのブランドを使わずにスターバックスによって運営されているカフェです。ひっそりと運営されているので気がつくのは難しいのですが、スタバのいろんな実験を行うためにあえてブランド名をつけずに運営されています。
今回はそんなステルス・スターバックスについて、そもそもステルス・スターバックスとは何なのか、なぜあえてブランド名を隠して個人経営カフェのフリをするのか、どこにあるのかなどについて書いて行こうと思います。
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ステルス・スターバックスとは何か?

ステルス・スタバックスとはひとことで言うと、スターバックスのブランドを全く使わないスターバックスの店舗です。何を言っているのかよく分からないと思いますが、スターバックスのお金で作られてスターバックスによって管理されているのですが、見かけは普通の個人商店のカフェのような店舗のことをステルス・スターバックスといいます。 わざとスターバックスのブランド名を隠して個人商店の”フリ”をしながら店舗を経営することで、スターバックスの先入観なしでのお客様のリアクションを見ることができて、市場の調査を行ったり、サービスの内容や、カフェのデザインなどを考え直す際に参考になるデータを集めます。
スターバックスが運営しているとバレたらしっかりとした調査データを集めることができないのでこっそりと行っているらしく、大都市にいくつか存在するそうです。たまにアメリカの大都市などでステルス・スターバックスであることがバレて話題になることがあります。 日本にもステルス・スターバックスがあるのかどうかは不明ですが、おそらく東京や大阪のどこかに個人商店のフリをしたスターバックスが何件かあるのではないかと個人的には勝手に思っています。
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ステルス・スターバックスの内外観

ステルス・スターバックスではおなじみのロゴマークや、緑色のエプロンを着たバリスタや、「トール」「グランデ」「ベンティ」などといったサイズの表記は行いません。 なので普通のお客さんから見るとただの地域にある個人経営の小さなカフェくらいにしか見えず、実はスターバックスの店舗であることは知る由もありません。スターバックスと知らせずにあくまで1つのカフェとして、先入観なしでサービスの改善点などのデータを集計することができます。
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ステルス・スターバックスはどこにあるのか

最初のステルス・スターバックスがオープンしたのは2009年でした。その年にはスターバックスの本拠地であるシアトルで最低でも3つの店舗がスターバックスのロゴをわざと外して、地域にある個人経営風のカフェになりました。 スターバックスのCEOであるハワード・シュルツはステルス・スターバックスを実験施設のようなものだと説明し、第一店舗目がシアトルのCapitol Hillに設立されました。そこではコーヒーだけではなくて、ワインやビールも飲むことができたり、音楽ライブや詩の朗読会が開かれたりと、いろいろな”実験”がされていたようです。
2011年になるとあまりにもその店舗が有名になってしまい隠しきれなくなったためか、再度普通のスターバックスへと戻り、ステルス・スターバックスは別の場所へと移されました。ステルス・スターバックスを設立することで、スターバックス本体だったらなかなかで着ないような斬新で革新的な店舗をこっそりと行うことができます。 スターバックスのような大企業になると、何か新しいことに挑戦するだけでも世間から大きな注目を集めてしまい、フットワークを軽くしていろいろと試して見ることができないのかもしれません。そのためにも、ステルス・スターバックスのような”実験施設”が必要なのです。 ステルス・スターバックスは現在ではシアトルだけでなくてニューヨークをはじめとした他の大都市にも店舗展開しているようです。日本にもあるのかは不明ですが、もしかしたらひっそりと東京でオープンしているのかもしれませんね。
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