【コーヒー豆の保存方法】最適な保存場所はどこ?

【コーヒー豆の保存方法】最適な保存場所はどこ?

みなさん、買ってきたコーヒー豆や粉は普段どのように保存していますか? いくらコーヒー豆の種類やドリップ方法にこだわっても、肝心なコーヒー豆の管理方法がよくないと、コーヒー豆の品質が一気に落ちてしまいます。より美味しいコーヒーを飲むためにも、コーヒー豆の保存方法や保存場所にこだわりましょう。 今回はそんなコーヒー豆の保存方法、おすすめの保存場所についてです。
目次 1). コーヒー豆は保存食品ではなく生鮮食品である 2). なぜコーヒー豆は劣化してしまうのか 3).コーヒーを挽いた後の粉で保存する場合の注意点 5). コーヒー豆の賞味期限はいつまで? 6). コーヒー豆の新鮮さ確認方法 7). 結局、鮮度を落とさないおすすめの保存場所は?

コーヒー豆は保存食品ではなく生鮮食品である

まず大前提としてコーヒー豆は生鮮食品です。パッと見が何となく保存食品っぽいですが、生鮮食品です。なので、当然時間とともに劣化していきます。しかもコーヒー豆は酸敗しても、見かけで分かりにくいので、タチが悪いです。 そこで、できるだけ最善な状態でコーヒー豆を保存することでこの劣化を防ぎ、美味しさを維持しましょう。しかし、いくら良い状態で保存したとしてもしょせんは保存です。確実に劣化はしていくので、できるだけコーヒー豆を早く使うことを意識しましょう。

なぜコーヒー豆は劣化してしまうのか

普段人と接していると、この人とはどうしても無理っていう人がいると思います。コーヒー豆にもどうしても無理っていう4つのタイプがあります。しかし、この4つの苦手なタイプだけ避ければ、コーヒー豆は良い状態で保存できるので、この4つのタイプを覚えて避けるようにしましょう。その4つのタイプとは…

「湿度」「空気」「温度」「光」です。

(1)コーヒー豆は“湿度(水分)”に弱い

コーヒー豆の最大のライバルが湿度(水分)です。とにかく一番弱いのが湿度なので徹底的に避けましょう。湿度が高いところにあればあるほど、状態が悪化してしまいます。 特に焙煎した後のコーヒー豆は多孔質となり小さい穴がたくさん空いているような状態になり水分を吸収しやすい状態になります。 特に冷蔵庫や冷凍庫でコーヒー豆を保存している時には、冷たいところから常温のところに移すと、温度差が激しくて結露してしまいます。なので、取り出してからずっと外に置いておかずに、すぐに冷蔵庫に戻しましょう。
参照記事はこちら!
【コーヒー豆の保存方法】冷蔵庫と冷凍庫、保存するならどっち?
また、全てまとめて1つのケースに入れるのではなく、小分けして、必要な分だけ冷蔵庫から取り出すことも良い方法です。とにかく水分にだけは気をつけましょう。気をつけるのは水分です。大事なので2回言ってみました(笑)

(2)コーヒー豆は“空気(酸素)”に弱い

コーヒー豆が空気(酸素)に触れると、酸化してしまいます。コーヒー豆が酸化し過ぎてしまうと、後味の悪い酸味の残るコーヒー豆となってしまいます。 コーヒー豆の袋が密封されて販売しているところをよくカフェで見ると思いますが、それはこの空気に触れることによるコーヒー豆の酸化を防ぐためです。

(3)コーヒー豆は“温度”に弱い

コーヒー豆が苦手なタイプの3人目(?)は、温度です。もっと言うと、温度が高ければ高いほど、化学反応のスピードが早くなってしまい、コーヒー豆が傷みやすくなります。 温度が10度上がると、賞味期限が1/2になると主張している研究者もいるほどです。暑すぎない環境下でコーヒー豆を管理するように心がけましょう。

(4)コーヒー豆は“光”に弱い

コーヒー豆が苦手なタイプの最後が光です。具体的には紫外線によってコーヒー豆が痛んでしまうので、蛍光灯にしろ太陽の光にしろどっちでも劣化するので気をつけるようにしましょう。 その中でも特に直射日光を当てると、劣化のスピードが半端なく早く進んでしまいます。水分の次くらいにやばいのがこの直射日光だと思いますので、太陽の光は必ず避けましょう。 以上4つのコーヒーの苦手なタイプを徹底的に避けることで、コーヒー豆の状態を最良なものにしましょう。
次のおすすめ記事はこちら!
【コーヒー豆の保存方法】保存容器は何がおすすめ?|期間別まとめ
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コーヒーを挽いた後の粉で保存する場合の注意点

すごいマニアックな話になるので、ダルくなった場合にはこの部分を読み飛ばしてください(笑)
コーヒー豆を挽いて粉にすると、平均でコーヒー豆1粒から512粒のコーヒーの粉にくだかれます。1gあたりのコーヒー豆は約6粒です。なので100gのコーヒー豆を挽くと、約30万粒のコーヒーの粉ができることになります。 それだけ数が増えると、全体的に空気に触れる表面積が増えます。コーヒーは空気を苦手にしているので、その分劣化のスピードがかなり早くなってしまいます。実際にコーヒー豆を挽いて空気に触れる表面積が増えると、劣化のスピードは3〜5倍になると言われております。 なので特にコーヒー豆を挽いて粉にした場合には、冷凍庫に入れてできるだけ良い状態で保存するようにしましょう。
参照記事
コーヒーのオイル(油分)とは何か?その効果と効能について

コーヒー豆の賞味期限はいつまで?

コーヒー豆が美味しく飲める期間はコーヒー豆のままだったら、ざっくり1〜3か月くらいです。コーヒー豆を挽いて粉になった状態だったら、ざっくり3〜5週間です。 それを超える期間であっても、味は多少は落ちるものの飲めないことはないです(笑) しかしいくら長期間もつからといって、早く飲むにこしたことはないです。上記の期間内であって冷凍庫で保管すれば、味がそこまで落ちることはないですが、早めに飲みましょう。

コーヒー豆の新鮮さ確認方法

自分で持っているコーヒー豆をいつ買ったのか忘れて、新鮮かどうかよく分からなくなる時もあると思います。他にも、例えばずっとコーヒー豆を出しっ放しにしてしまい、鮮度がかなり落ちたっぽいけどよく分からないということもあると思います。 そんな時に自分のコーヒー豆の鮮度が良いか悪いか判断する方法をご紹介します。と言っても簡単で、挽いた後のコーヒー豆の粉をいつもと同じようにコーヒーフィルターに入れて、ただお湯をかけてみて見るだけです。 お湯をかけてみて、コーヒーの粉が膨らんでくれば、それは新鮮なコーヒーと言えます。逆にコーヒーの粉が特に膨らまなければ、それは鮮度が悪くなったコーヒー豆と判断することができます。
次に、お店でコーヒー豆を購入する時に、コーヒーが新しいか古いか確認する方法をご紹介します。しかし、これはなかなか難しいところではありますので、あくまで参考程度に見ていただければと思います。 まず一番簡単な方法は、コーヒー豆を買って家に持って帰った後に、先ほどのようにコーヒーが膨らむか確認することです。もし膨らむならばそのお店は新鮮なコーヒー豆を販売しているので、信頼できるでしょう。 しかし、お分かりの通り、これは買った後の判断です。買う前に判断しなければ意味ないじゃないかと思われると思います(笑) コーヒー豆を買う前に判断する場合には、確認するべき点がいくつかあります。

1つ目のポイントは、販売しているコーヒー豆を店舗内で自家焙煎しているかどうかです。

自家焙煎していない場合には、焙煎してから配送して店舗に陳列することになるのですが、それまでの間にどうしても鮮度が落ちてしまいます。なので、自家焙煎しているかどうかがポイントになってきます。

2つ目のポイントは、焙煎後のコーヒー豆の保存がしっかりとしているかどうかです。

すぐに売れるからそもそも保存する必要ないという人気店では不要ですが、たまにしかコーヒー豆が売れなさそうな店であれば、保存法が重要になります。しっかりしているところではキャニスターなどの密閉容器に保存されていることが多いです。
参照記事はこちら!
【コーヒー豆の保存方法】保存容器は何がおすすめ?|期間別まとめ

3つ目のポイントは、販売しているコーヒー豆の種類が多すぎないかどうかです。

これは一概には言えないところではあるのですが、店頭で販売しているコーヒー豆の種類が多くなればなるほど、自ずと売れ残りが発生して、コーヒーの鮮度が落ちていきます。 お店でコーヒー豆を買う場合には、以上3つのポイントに注目すると良いかもしれません。

結局、鮮度を落とさないおすすめの保存場所は?

 最適な保存容器を用意しても、保存場所を間違えると、コーヒーの鮮度は落ちてしまいます。  一番無難なのは、涼しく水気がなく、暗い棚の中です。コーヒー豆は吸湿性という非常にやっかいな性質があり、優秀な消臭剤になって活躍できるほど、湿気、香りや味もまとめて吸い込んでしまう、とても困った嗜好品です  そのため、冷蔵庫や冷凍庫にいれるのが、コーヒーにとってよいかどうかは、コーヒーの研究家達の間でも、依然意見が真っ二つ割れ、論争が絶えませんその証拠とも言っていいのですが、冷蔵庫にコーヒーを保存しているコーヒー店は決して多くありません。  特に家庭の冷蔵庫であれば、豆が冷蔵庫の中の匂いを吸って、食材と香ばしい焙煎の香りがごっちゃになってしまうだけで、おいしいコーヒーは消臭剤に変わってしまいます。  ただ、他の食べ物と同じく、低い温度のほうが鮮度を保つことができるのは事実のようです。もし、冷蔵庫を使いたい方は、いくつかの点に気を付けて、冷蔵するのがとても大事です。
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以上、今回は「コーヒー豆の保存方法」その適切な保存場所編でした。美味しいコーヒーを飲むためにも、適切な方法でコーヒー豆を保存しましょう。 保存容器編冷蔵庫・冷凍庫編ではより詳しいそれぞれの保存方法を紹介しています。 是非ご参考にしてください!
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