コーヒー豆の適切な保存方法・場所と容器について【保存版】

コーヒー豆の適切な保存方法・場所と容器について【保存版】

コーヒーが好きになる人の傾向でよくあるのは、まずスタバなどのチェーン店に行ってフラペチーノを飲みます。次は次第にラテやカプチーノなどのエスプレッソ系に移っていって、ドリップコーヒーに落ち着きます。 次第にカフェでだけではなく自分の家でもコーヒーを飲みたくなってきて、インスタントのコーヒーを買います。しかし味が気になるようになってきて、コーヒー豆を購入して自分で淹れて飲むようになってきます。
そしてコーヒー豆についても自分の好きなコーヒー豆を選ぶようになってきて、家でのドリップの方法について三角フィルターがいいのか、フレンチプレスがいいのかとか選ぶようになってきます。 ここで止まってしまう人が圧倒的に多い印象が個人的にあるのですが、そこから更にコーヒーオタクになるためには、今回ご紹介するコーヒー豆の効果的な保存方法をマスターする必要があります(笑) いくらコーヒー豆の種類やドリップ方法にこだわっても、肝心なコーヒー豆の管理方法がよくないと、コーヒー豆の品質が一気に落ちてしまいます。より美味しいコーヒーを飲むためにも、コーヒー豆の保存方法にこだわりましょう。 コーヒー豆を保管する容器なんてなんでもよくない? てきとーに買った時に入ってた袋に入れておけばいいじゃん。 お前は私のこともコーヒーのことも何もわかってない。 ふぁー! ちょっと保存方法を変えるだけでコーヒー豆の鮮度がガラッと変わるから気をつけた方がいいよー! 目次 1). コーヒー豆は保存食品ではなく生鮮食品である 2). なぜコーヒー豆は劣化してしまうのか 3). コーヒー豆の保存場所の鉄板は冷蔵庫か冷凍庫 4). コーヒーを挽いた後の粉で保存する場合には特に注意 5). それでコーヒー豆の賞味期限はいつまでもつのか 6). コーヒー豆の新鮮さ確認方法 7). コーヒー豆を入れる容器は何がいいのか 8). コーヒー豆の容器の清掃方法 9). コーヒー豆はカレーと一緒で焙煎してから少し置いた方がいい

コーヒー豆は保存食品ではなく生鮮食品である

まず大前提としてコーヒー豆は生鮮食品です。パッと見が何となく保存食品っぽいですが、生鮮食品です。なので、当然時間とともに劣化していきます。しかもコーヒー豆は酸敗しても、見かけで分かりにくいので、タチが悪いです。 今回ご紹介する方法で、できるだけ最善な状態でコーヒー豆を保存することでこの劣化を防ぎ、美味しさを維持しましょう。しかし、いくら良い状態で保存したとしてもしょせんは保存です。確実に劣化はしていくので、できるだけコーヒー豆を早く使うことを意識しましょう。

なぜコーヒー豆は劣化してしまうのか

普段人と接していると、この人とはどうしても無理っていう人がいると思います。コーヒー豆にもどうしても無理っていう4つのタイプがあります。しかし、この4つの苦手なタイプだけ避ければ、コーヒー豆は良い状態で保存できるので、この4つのタイプを覚えて避けるようにしましょう。

(1)コーヒー豆は“湿度(水分)”に弱い

コーヒー豆の最大のライバルが湿度(水分)です。とにかく一番弱いのが湿度なので徹底的に避けましょう。湿度が高いところにあればあるほど、状態が悪化してしまいます。 特に焙煎した後のコーヒー豆は多孔質となり小さい穴がたくさん空いているような状態になり水分を吸収しやすい状態になります。 特に冷蔵庫や冷凍庫でコーヒー豆を保存している時には、冷たいところから常温のところに移すと、温度差が激しくて結露してしまいます。なので、取り出してからずっと外に置いておかずに、すぐに冷蔵庫に戻しましょう。
参照記事
コーヒー豆の産地と栽培条件の特徴について【保存版】
また、全てまとめて1つのケースに入れるのではなく、1杯分ごとにケースを分けて、必要な分だけ冷蔵庫から取り出すことも良い方法です。とにかく水分にだけは気をつけましょう。気をつけるのは水分です。大事なので2回言ってみました(笑)

(2)コーヒー豆は“空気(酸素)”に弱い

コーヒー豆が空気(酸素)に触れると、酸化してしまいます。コーヒー豆の酸化が過ぎてしまうと、後味の悪い酸味の残るコーヒー豆となってしまいます。 コーヒー豆の袋が密封されて販売しているところをよくカフェで見ると思いますが、それはこの空気に触れることによるコーヒー豆の酸化を防ぐためです。

(3)コーヒー豆は“温度”に弱い

コーヒー豆が苦手なタイプの3人目(?)は、温度です。もっと言うと、温度が高ければ高いほど、化学反応のスピードが早くなってしまい、コーヒー豆が傷みやすくなります。 温度が10度上がると、賞味期限が1/2になると主張している研究者もいるほどです。暑すぎない環境下でコーヒー豆を管理するように心がけましょう。

(4)コーヒー豆は“光”に弱い

コーヒー豆が苦手なタイプの最後が光です。具体的には紫外線によってコーヒー豆が痛んでしまうので、蛍光灯にしろ太陽の光にしろどっちでも劣化するので気をつけるようにしましょう。 その中でも特に直射日光を当てると、劣化のスピードが半端なく早く進んでしまいます。水分の次くらいにやばいのがこの直射日光だと思いますので、太陽の光は必ず避けましょう。 以上4つのコーヒーの苦手なタイプを徹底的に避けることで、コーヒー豆の状態を最良なものにしましょう。 とにかくコーヒー豆は湿度、空気、温度、光に弱いからこれを避けるようにしないといけないの。 一気に4つも言われても分からないよー。 頑張れけんじ! 湿度!空気!湿度!光! やるやん!

コーヒー豆の保存場所の鉄板は冷蔵庫か冷凍庫

それで結局どこに入れて置けば一番ベストなんだという話なのですが、これは専門家によっても意見が分かれることがあるので100%これだというのは言えないのですが、よくここがベストと言う専門家が多い場所は冷蔵庫か冷凍庫です。

すぐに飲むのならばコーヒー豆は常温でいい

そもそも焙煎したコーヒー豆をすぐに飲むのならば常温保存で大丈夫です。具体的な“すぐに”の期間ですが、夏場だったらだいたい3〜5日くらいで、冬場だったらだいたい10〜15日くらいです。 この範囲内にいつもコーヒーを飲むのだったら、わざわざ冷蔵庫に入れるまでもなく、そのまま常温でコーヒーを飲んでも大丈夫です。その期間を超えそうであれば、これからご紹介する冷蔵庫か冷凍庫に入れたほうが良いです。

3週間〜1か月ならコーヒー豆は冷蔵庫で保存

冷蔵庫でコーヒー豆を保存すると、じゃっかんコーヒーの香りが落ちてしまいます。しかし、気になるほど香りが落ちるわけでもなく、特に気がつかない人も多いと思います。 コーヒー豆を冷蔵庫で保管することにより、コーヒー豆から出る成分の放出を遅らせることができ、結果としてコーヒーの風味の低下を抑えることができます。 しかし、専門家の中には冷蔵庫の保管に否定的な人も何人かいます。前回、コーヒー豆かすの再利用方法の記事でも書きましたが、コーヒー豆には脱臭の作用によって、他の臭いを吸収する効果があります。
参照記事
コーヒー豆かすを肥料などに再活用する10の方法【保存版】
これが冷蔵庫内で働くことによって、冷蔵庫内に入っている他の食べ物のにおいを吸収してしまうのではないかというものです。実際にはどうかわかりませんが、気になる人は短期間の保存においても、次に説明する冷凍庫で保存しても良いかもしれません。

1か月を越えるならコーヒー豆は冷凍庫で保存

コーヒーを飲むまで1か月以上かかるなと思うなら、冷凍庫で保管するのが良いです。しかしどんなに保存しててもMAXで3か月以内には飲みきるようにしましょう。 ちなみに冷凍庫から出してコーヒーを飲むときには、わざわざ常温になるまで溶かす必要はありません。冷凍庫から出したらそれをある程度くだいて、コーヒーフィルターにセットしてください。 お湯を入れれば解けるのでそこまでくだかなくても大丈夫です。逆に冷凍庫から取り出した後に、お肉とかを溶かすみたいに常温で保存すると、温度上昇のためにコーヒー豆が劣化してしまうので、すぐにお湯を入れてコーヒーを作りましょう。

冷蔵庫と冷凍庫でコーヒー豆を保存するときに注意すること

先ほども軽く書きましたが、コーヒー豆は水分に弱いです。なので、冷蔵庫や冷凍庫からコーヒー豆を出した後にずっと常温に置いておくと、温度差から結露して水分を含んでしまうので、すぐに必要な分を取って冷蔵庫や冷凍庫に戻しましょう。 また、コーヒー豆を購入したらすぐに冷蔵庫や冷凍庫に保存してください。常温で何日も置いておくと、その間にコーヒー豆の劣化が始まってしまうので気をつけましょう。
参照記事
ジャコウネコ(コピルアク)という世界一価格が高いコーヒー
とりあえず、すぐ飲むなら冷蔵庫でしばらくしてから飲むなら冷凍庫でいいんだね。 そうだね。でも結露には気をつけてね。 生ものだと思って冷蔵庫にこまめに入れればいいんだね。 そうそう!(意外と物わかりが早いじゃん。)

コーヒーを挽いた後の粉で保存する場合には特に注意

すごいマニアックな話になりつまらない文章になるので、ダルくなった場合にはこの部分を読み飛ばしてください(笑)
コーヒー豆を挽いて粉にすると、平均でコーヒー豆1粒から512粒のコーヒーの粉にくだかれます。1gあたりのコーヒー豆は約6粒です。なので100gのコーヒー豆を挽くと、約30万粒のコーヒーの粉ができることになります。 それだけ数が増えると、全体的に空気に触れる表面積が増えます。コーヒーは空気を苦手にしているので、その分劣化のスピードがかなり早くなってしまいます。実際にコーヒー豆を挽いて空気に触れる表面積が増えると、劣化のスピードは3〜5倍になると言われております。 なので特にコーヒー豆を挽いて粉にした場合には、冷凍庫に入れてできるだけ良い状態で保存するようにしましょう。
参照記事
コーヒーのオイル(油分)とは何か?その効果と効能について

それでコーヒー豆の賞味期限はいつまでもつのか

コーヒー豆が美味しく飲める期間はコーヒー豆のままだったらざっくり1〜3か月くらいです。コーヒー豆を挽いて粉になった状態だったらざっくり3〜5週間です。 それを超える期間であっても、味は多少は落ちるものの飲めないことはないです(笑) しかしいくら長期間もつからといって、早く飲むにこしたことはないです。上記の期間内であって冷凍庫で保管すれば、味がそこまで落ちることはないですが、早めに飲みましょう。

コーヒー豆の新鮮さ確認方法

自分で持っているコーヒー豆をいつ買ったのか忘れて、新鮮かどうかよく分からなくなる時もあると思います。他にも、例えばずっとコーヒー豆を出しっ放しにしてしまい、鮮度がかなり落ちたっぽいけどよく分からないということもあると思います。 そんな時に自分のコーヒー豆の鮮度が良いか悪いか判断する方法をご紹介します。と言っても簡単で、挽いた後のコーヒー豆の粉をいつもと同じようにコーヒーフィルターに入れて、ただお湯をかけてみて見るだけです。 お湯をかけてみて、コーヒーの粉が膨らんでくれば、それは新鮮なコーヒーと言えます。逆にコーヒーの粉が特に膨らまなければ、それは鮮度が悪くなったコーヒー豆と判断することができます。
念のために言っておきますが、あくまでこれはコーヒーが新鮮かどうかを確認するものであり、美味しいかどうかを判断するものではありません。膨らまなくても美味しいコーヒー豆を使っていれば美味しいし、クソみたいなコーヒー豆を使っていても新鮮であれば膨らみます。 次に、コーヒー豆屋さんでコーヒー豆を購入する時に、コーヒーが新しいか古いか確認する方法をご紹介します。しかし、これはなかなか難しいところではありますので、あくまで参考程度に見ていただければと思います。 まず一番簡単な方法は、コーヒー豆を買って家に持って帰った後に、先ほどのようにコーヒーが膨らむか確認することです。もし膨らむならばそのコーヒー豆屋さんは新鮮なコーヒー豆を販売しているので、信頼できるでしょう。 しかし、お分かりの通り、これは買った後の判断です。買う前に判断しなければ意味ないじゃないかと思われると思います(笑) コーヒー豆を買う前に判断する場合には、確認するべき点がいくつかあります。1つ目は、販売しているコーヒー豆を店舗内で自家焙煎しているかどうかです。自家焙煎していない場合には、焙煎してから配送して店舗に陳列することになるのですが、それまでの間にどうしても鮮度が落ちてしまいます。なので、自家焙煎しているかどうかがポイントになってきます。 2つ目のポイントは、焙煎後のコーヒー豆を冷蔵庫か冷凍庫で保管しているかどうかです。これは、先ほどの保存場所は冷蔵庫か冷凍庫理論に基づいています。すぐに売れるからそもそも保存する必要ないという人気店では不要ですが、たまにしかコーヒー豆が売れなさそうな店であれば、保存法が重要になります。 3つ目のポイントは、販売しているコーヒー豆の種類が多すぎないかどうかです。これは一概には言えないところではあるのですが、店頭で販売しているコーヒー豆の種類が多くなればなるほど、自ずと売れ残りが発生して、コーヒーの鮮度が落ちていきます。 コーヒー豆屋さんでコーヒーを買う場合には、以上3つのポイントに注目すると良いかもしれません。
参照記事
カフェ・フローリアンとは何か-世界で最も古いカフェ
へぇー!ドリップコーヒーを入れるとたまに膨らむことがあったけど、あれって新鮮だから膨らむんだ! そうだよ!膨らむコーヒー豆って見ていて楽しいよね! セットしたコーヒーにお湯を注いでから膨らんでいる瞬間はなんか優雅な気分になれる。 そうだね!(これからはこいつにコーヒーを作らせよう。)

コーヒー豆を入れる容器は何がいいのか

先ほど、すぐにコーヒー豆を使い切らないならば保存場所は冷蔵庫か冷凍庫がベストと説明しましたが、ではどのような容器にコーヒー豆を入れて保存すれば良いのかご紹介していきます。 コーヒー豆を保存する容器はいくつかあるので、それぞれについてメリットやデメリットを見ていこうと思います。僕の偏見も必ずしも入っていると思うので、参考程度に見ていただければと思います。

(1)クラフトバック(紙のパック):おすすめ度★★★☆☆

コーヒー豆屋さんでコーヒー豆を買うと、一番多い確率でこのクラフトバックにコーヒー豆を入れて渡されるのではないでしょうか。スタバなどでもコーヒー豆を買う人にはこれを使っていますね。
クラフトバッグのメリットは、とにかく簡単ということです。コーヒー豆を買ってそのまま保管すればいいわけですから、特に自分で何か準備する必要がありません。おそらくこの方法で保存されている人が一番多いのではないでしょうか。 くるくると折って行けば、コーヒー豆の袋に入っている空気も抜くことができます。また光を通さないので、紫外線からコーヒー豆を守ることもできます。 一方で、クラフトバッグのデメリットは、完全に密封ではないところです。くるくると回して追っていく戦法で、中の空気をある程度抜くことはできますが、完全に密封にはならないので、コーヒー豆が空気に触れて酸化が進んでしまいます。

(2)ジップロックやタッパー:おすすめ度★★☆☆☆

直感的に食べ物の鮮度をできるだけ保つように保存しようと思ったら、頭に浮かんでくるのはジップロックやタッパーなのではないでしょうか。僕はそうです。 ジップロックやタッパーのメリットとしては、密閉性が高いことです。ジップロックで空気を抜いてコーヒー豆を入れるとかなり密閉して保存することができます。 一方で、ジップロックやタッパーのデメリットとしては、光が当たってしまうことがあります。コーヒー豆は光に弱くて、紫外線に当たると劣化のスピードがかなり上がってしまいます。ジップロックもタッパーも基本的には透明なケースに入っているので、この光対策という観点から見るとどうしても鮮度を保つことができません。 また、見栄えの問題として、ジップロックやタッパーからおもむろにコーヒー豆を出してコーヒーを入れるのはダサいと感じる人もいると思います。どうせ家で飲むのだからそんなの気にしないという人はいいのですが、気になるというのであれば見栄えの点からもイケてないと言えます。

(3)クラフトバックに入れた後にジップロックで包む:おすすめ度★★★★★

これが僕の一番のおすすめなのですが、一度クラフトバックに入れた状態で、それを更にジップロックで包み込むというものです。僕は自分の家では、いつもこれでコーヒー豆を保存しています。O型の人には一番ベストなんじゃないかなと個人的には思います。 クラフトバックで包むことで光を遮断し、それをジップロックで包むことで空気も遮断するという単純なものですが、これでお互いの弱点を補い合うことができます。弱点を補い合って、より良いものにするとか響きもいいですね(笑)

(4)アルミのチャック付き袋:おすすめ度★★★★☆

少しいい感じのコーヒー豆屋さんでコーヒー豆を購入すると、アルミ製のチャック付き袋でコーヒー豆を渡されることがありますが、その袋です。
これは良い保存方法だと思います。アルミなので光を遮断することもでき、チャックが付いているので空気を遮断することもできます。 余談ですが、この手のものには空気を逃がすためのバルブのようなものが付いていることが多いです。丸くて小さい穴のようなものがバルブです。焙煎したばかりのコーヒー豆はコーヒー豆の成分を1週間くらいにわたって放出するのですが、それを外に逃がして出すためのバルブです。 バルブがなくて本当の真空パックにすると、コーヒー豆の成分が放出されて袋がパンパンになってしまいます。なのでこのバルブを使ってパンパンになるのを防ぐわけです。
参照記事
インスタントを作るスプレードライ製法とスリーズドライ製法とは
コーヒー豆屋さんでたまにパンパンに膨れたコーヒー豆の袋を見ますが、これはそのためです。ちなみに膨れているからといって別に悪いわけではなく、逆に焙煎して1週間以内の新鮮なコーヒー豆を使っているという証拠にもなります。 余談が長くなってしまいましたが、アルミのチャック付き袋のデメリットとしては、自分で準備するのがダルいという点だと思います。自分の買っているコーヒー豆屋さんがこれで渡してくれるならば良いのですが、アルミのチャック付き袋でコーヒー豆をくれる店はそこまで多くありません。 なので自分で準備する必要が出てくるのですが、わざわざそのためにアルミのチャック付き袋を準備するのは手間だと思います。

(5)コーヒー専用のキャニスター(瓶):おすすめ度★★★★☆

コーヒー専用のキャニスターを買う必要があるので手間はかかるのですが、これが一番オシャレでありかつ確実です。
オシャレな人がコーヒー豆を保存する時にはこれを使っているイメージがなんとなく僕はあります(笑) 実際に見栄えもよくてカッコいいなと個人的には思います。しかし、キャニスターが瓶の場合には、光をダイレクトに当たってしまうので、紫外線の影響でコーヒー豆が劣化する危険性があります。 そのためにせっかくコーヒー豆用のキャニスターを購入するのならば、次にご紹介する缶のキャニスターがおすすめです。

(6)コーヒー専用のキャニスター(缶・陶器):おすすめ度★★★★★

コーヒー豆の保存方法で一番最強なんじゃないかと個人的には思うのが、このコーヒー専用のキャニスターの缶・陶器バージョンです。 デザインもいろんな種類のものが販売されており、自分の好みのデザインのキャニスターを選ぶこともできます。コーヒーやお茶を保存するために設計されているので、ベストに近い状態でコーヒー豆を保存することも可能です。 デメリットをあげるならば、空気との接触による酸化です。大きい容器のキャニスターを使うと、コーヒー豆が満杯まで入っていればいいのですが、コーヒー豆の量が次第に減っていくと同時に、容器の中に空間が空いてしまいそこに空気が入ります。 その空気にコーヒー豆が触れて酸化してしまう可能性があるのです。しかし、総合的に見た際には、やはりこのコーヒー専用のキャニスターの缶・陶器バージョンがベストなのではないかと思います。 いかがでしたでしょうか。今回は6つのコーヒー豆の保存方法を見てきました。まとめると、O型の面倒くさがりは“クラフトバックに入れた後にジップロックで包む”のがベストです。A型の几帳面な人は“コーヒー専用のキャニスター(缶・陶器)”に保存するのがベストです。 僕は面倒くさがりなので、間違いなくクラフトバックに入れた後にジップロックで包むパターンだ! 私は几帳面だからコーヒー専用のキャニスターを買おうっと! じゃあ俺の分のキャニスターもまとめて買っておいてよ。 いやだ。

コーヒー豆の容器の清掃方法

コーヒー豆を入れる容器の清掃方法ですが、コーヒー豆が一周するたびに水洗いする必要はありません。簡単にペーパータオルやティッシュで拭き取るだけで十分です。 水洗いするのは半年〜1年に1回で十分です。水洗いする時に注意すべき点は、水洗いしてから完全に乾かすことです。繰り返しになりますが、コーヒー豆はとにかく水分に弱いです。 なので、しっかりと容器を乾かした上でコーヒー豆を入れるように心がけましょう。また、洗剤を使って洗う場合には、においに気をつける必要があります。においの強い洗剤で洗った場合には、そのにおいが容器に残ってしまい、コーヒー豆がそのにおいを吸収してしまうという最悪な状況になりかねないです(笑) コーヒー豆による汚れできになるのはコーヒー豆から出る油だと思います。この油が容器に着くと、そこが油でヌルヌルし始めます。それを放置しておくと、コーヒー豆の油が酸化して、臭ってしまうことがあるので、コーヒー豆の容器を洗う時には、この油分を拭き取るように注意しましょう。

コーヒー豆はカレーと一緒で焙煎してから少し置いた方がいい

新鮮なコーヒー豆について今回は触れてきたので、最後にコーヒー豆の新鮮さと味の関係について簡単に見ていこうと思います。 新鮮さを考えると、焙煎したてのコーヒー豆を1秒でも早く淹れて飲んだ方が美味しいような気がします。しかし、実は焙煎してすぐのコーヒー豆は味が薄くなってしまい、バランスも微妙になってしまいます。 よくカレーを食べる時に、1日置いて翌日に食べた方がうまいと言われたりしますが、コーヒー豆にもそれが適用されます。焙煎してすぐのコーヒー豆よりも、何日か時間を敢えて置いた方が、味が落ち着いて美味しくなります。 また、焙煎の方法ですが、深煎りのコーヒー豆の方が浅煎りコーヒー豆よりも劣化が早いです。深煎りにするほど熱が多く加わっているためです。ただし、たかが鮮度の良いものを食べるためにわざわざ焙煎の方法を意識するほどのことでもないと思います。
参照記事
塩をコーヒーに入れると意外にイケる!エチオピアの伝統方法
以上、今回はコーヒー豆の保存方法について見てきました。美味しいコーヒーを飲むためにも、適切な方法でコーヒー豆を保存しましょう。
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