受験や資格試験など、いつになっても勉強する機会は多いかと思います。勉強を好きでやっている人などほとんどいないので、徹夜で勉強する際にはエナジードリンクを飲んで自分に鞭を打って頑張る人もいます。
そんな勉強のお供にコーヒーが効果的であるそうです。コーヒーには覚醒作用や眠気防止作用があることはなんとなく知っているかと思いますが、その他にも集中力が高まったり、記憶力が高まったりする効果もあります。
今回はそんなコーヒーの勉強に与える効果について、コーヒーが勉強に効果的な理由と、勉強の効率性をあげるコーヒーの飲み方などについて書いて行こうと思います。
コーヒーは勉強に効果的な理由
コーヒーで勉強の集中力が向上するため
コーヒーを飲むことで勉強に対する集中力が向上するということが分かっています。これはコーヒーに含まれているカフェインの成分が、脳の中枢神経を刺激するために集中力が向上するのです。
実際にタフト大学ではカフェインの摂取の有無で被験者数十人に対して、誤字脱字のミスを見つけてもらう実験を行いました。その結果、カフェインを摂取した人の方がカフェインを摂取していない人よりもより集中して好成績を残すことができたそうです。
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勉強効率を上げるコーヒーの飲み方
コーヒーで勉強の記憶力が向上するため
コーヒーは集中力の向上だけでなく、記憶力の向上にも効果的です。試験勉強や資格勉強では何かと暗記することが多いので、記憶力の向上はかなり貢献度が大きいです。
実際に京都大学が行った実験では、カフェインを摂取している被験者とカフェインを摂取していない被験者に対して山の標高を覚えさせてから休息を与えて、その後にも標高を覚えているか記憶のテストを行いました。
その結果、カフェインを摂取していた時の方が記憶力がより向上しているという結果が出たそうです。当然カフェインは摂りすぎても問題なのですが、3〜4杯/日の適量であれば、勉強の効率を向上させることができるのです。
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勉強効率を上げるためには、基本的にブラックコーヒーで飲むことがオススメです。砂糖を入れたりミルクを入れたりするよりも、ブラックコーヒーで飲んだ方がより勉強効率を上げることができます。
コーヒーを飲んでからカフェイン効果がで始めるまで30分くらいかかるので、集中して勉強をしたい少し前にコーヒーを飲むと効果のピークを勉強中に持ってくることができます。
また、コーヒーの勉強効率が向上する鍵になるのはカフェインなので、カフェインの成分が多く含まれているコーヒーを飲むことが重要です。カフェインの成分が多いコーヒーは焙煎具合の浅いさっぱりとしたコーヒーです。
意外にも聞こえますが、しっかりと焙煎された深煎りのコーヒー豆よりも浅煎りのさっぱりとしたコーヒー豆の方がカフェインは多く含まれているのです。
そのために、効率的に勉強することを目的にコーヒーを飲む場合には、浅煎りのさっぱりとしたコーヒーを飲むと良いでしょう。
このようにコーヒーには勉強の効率を向上させる様々な効果があります。ちょっと集中して勉強したい時や記憶力を高めたい時、徹夜で寝ずに勉強をしたい時にはコーヒーを飲んで勉強にのぞみましょう。ただし、コーヒーの飲みすぎは逆効果なので飲みすぎには注意しましょう。
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