コーヒーは昔から多くの著名人や芸術家に愛されていました。そんなコーヒーにまつわる名言を集めました。コーヒーにまつわる名言とはどんな言葉なのか、どんな人がコーヒーにまつわる名言を作ったのか。それらを紹介します。
コーヒー名言1 ベートーヴェン
まずはベートーヴェンの名言からです。
”一杯のコーヒーはインスピレーションを与え、一杯のブランデーは苦悩を取り除く”
(ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン)
ベートーヴェンはみなさんご存知の方も多いかと思います。ドイツの作曲家で、有名な音楽で言えばピアノ曲の「エリーゼのために」ですね!
ベートーヴェンのコーヒーに対するこだわりも面白くて、毎回必ず60粒を自分で数えてコーヒーを淹れ、そしてそのコーヒー一杯だけを毎朝飲んでいたそうです。(ちなみに60粒のコーヒー豆は大体9gほど。)
それぐらいコーヒーにこだわりがあったからこそ数々の名曲を残し、今や歴史上の音楽作曲家となったのかもしれませんね。
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コーヒー名言2 ナポレオン・ボナパルト
あの革命家のナポレオンもコーヒーにまつわる名言を残していました。
”強いコーヒーをたっぷり飲めば目がさめる。コーヒーは暖かさと不思議な力と、心地よき苦痛を与えてくれる。余は無感よりも、苦痛を好みたい。”
(ナポレオン・ボナパルト)
ナポレオンはフランス革命後の混乱したフランスをまとめ、軍事独裁政権を樹立した人物。名言がすごいですね、「コーヒーは心地よき苦痛を与えてくれる。余は無感よりも苦痛を好みたい。」と言う名言葉はかなりのインパクトがあります。
ナポレオンは皇帝になったのち、イギリスにダメージを与えようと「大陸封鎖」を行い、ナポレオン統治下の領地に一切コーヒーを流通させなかったことがあります。
コーヒーは当時の貴重な嗜好品でしたが、敵国イギリスを潰すために取った政策は市民の生活を苦しめ、ナポレオン失脚につながるのですね。それでもナポレオンはコーヒーを愛した人物の一人で、初めて軍隊の飲料としてコーヒーを起用していました。
ちなみにベートーヴェンはナポレオンを人民の英雄と期待し、「ボナパルト」と言う題名で、ナポレオンに献呈する予定で交響曲第3番を作曲していたのですが、ナポレオンが皇帝即位してしまったことに失望して曲名を「英雄」に変更したと言う逸話も残っています。
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コーヒー名言3 バッハ
ベートーヴェンと同じく音楽家で作曲家だったバッハです。
”千のキスよりすばらしく、マスカットぶどう酒より甘い。コーヒー、コーヒーはやめられない。”
(ヨハン・セバスチャン・バッハ)
バッハも有名な作曲家です。有名な音楽で言えば、「G線上のアリア」ですね。
それにしてもバッハはコーヒーがかなり好きだったと思います。名言がそれを表していますね。
バッハといえば東京・南千住にある「カフェ・バッハ」ですね。
田口さんと言うマスターがバッハ好きだと言うことからその名前がつけられましたが、そのバッハ自身もコーヒーが好きでした。バッハが「コーヒーカンタータ」と言う曲を作詞するほど。
この曲は、バッハの生きた時代に「女性はコーヒーを飲むべきではない」と言う風潮に反発する女性の声を代弁した作品を曲にしたものです。
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コーヒー名言4 映画かもめ食堂
この映画を見たことがある方はいますでしょうか?
”コーヒーは自分でいれるより、人にいれてもらう方がうまいんだ。”
(映画 かもめ食堂より)
かもめ食堂ではコーヒーを美味しくするおまじないというシーンがありました。そのおまじないとは、「フィルターに入れたコーヒー豆に指を突き刺して『コピ・ルアック』と呟く」ことです。
コピ・ルアックとはインドネシアのジャコウネコのフンから取れるコーヒーで、高級品とされているコーヒー豆です。
それにしても、名言がとてもいいですね。かくいう私も、コーヒーは淹れてもらった方が好きです。なんだか暖かい感じがしてとても好きです。誰か、好きな人のためにコーヒーを淹れるのもいいですね。
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