●やってみた直火式のエスプレッソで美味しい日常を彩ろう●

●やってみた直火式のエスプレッソで美味しい日常を彩ろう●
皆さんはこういった機械をお持ちであろうか。
よく聞く声は、美味しく作れないし後始末が大変で面倒だ、というものでネガティブ要素が多かったです。

けれど物事何事にも結果には理由があり、水や粉の分量を間違えていたりと問題点はたくさんありました。
今回は実際に家の奥から引っ張ってきて実践もかねて紹介していこうと思います。

●そもそも呼び方が違っていた
日本では「直火式エスプレッソマシーン」と呼んでいるが、本場イタリアではこれで入れたコーヒーをエスプレッソとは呼ばないみたいですね。
「モカコーヒー」、略して「モカ」と言うそうです。
エスプレッソとは別物の「濃いコーヒー」つくる道具と考えたほうがよさそうですね。
※イタリアでの器具の呼び方は「マキネッタ」

●マキネッタはサイズが豊富
入れる量によって器具を変えるのが基本で、アマゾンでも1cup用から6cup用まで数種類ありました。
また器具にあわせた水の量、豆の量を使えば失敗は少ないということもわかりました。
1cupあたり 水は60cc 豆は6g が標準的であり、失敗する人はほとんどは予備知識のないままに作っていたのかもしれません。

●実践してみた

まず、下部ポットに水を入れます。ラインが付いていればそこまで。
付いていなければ、バルブの下が目安。(メジャーで測ると安心。60cc×杯数)
我が家のはラインが付いていました。水を入れたところです。
これは3cup用です。(ラインまで入れると180ccでした)

次に下部ポットにフィルターをセットします。
イメージしてみてください(笑)
細かく引いた深煎りの豆を使用し、ミルの設定は一番細かく=パウダー状態です。
(セットする前に、フィルターをコップなどに置いて豆を入れたほうが良かった。豆を入れた後、とんとんとテーブルにたたいてならすのがいいです。下部ポットにセットしてしまうと、それが出来ません。)

とんとん出来なかったので、スプーンでならします。
あまり力を入れて固めないほうがいいようです。フィルターに入った豆は18gでした。
いちいち重さはかりなどで測らなくてもいいことを改めて確認。

上部ポットをセットして火にかけ、必要に応じて、網を使う。
火加減は試行錯誤が必要だと思います。
基本は炎が下部ポットからはみ出さない程度。ゆっくり抽出がよさそう。

下部ポットの水が沸騰して、コーヒー豆の層を通って上部ポットに吹き上がります。
3分でコーヒー液がたまり始めました。
ここでちょっとしたトラブル。
空焚き防止装置?が働き、アラームがなって火が消えました。
沸いている途中ですが、仕方が無い。一呼吸おいて再点火。
また、アラーム。
これを何度か繰り返しました。
「もう少しだから、この状態でなんとか乗り切ろう」と思い込んでしまい、
他の場所に移すことが出来ませんでした。
次回やるときは、
カセットコンロをテーブルの上に置き、それを使おうかなと思いました。
沸き始めてから終了まで5分程度かかりました。
下の水がなくなる直前には、それまでとは違うごぼっという音がします。
その後静かになりますので、そこで火を止めます。
うっかり加熱を続けると、煮詰まってしまいます。

濃いコーヒーの出来上がり。
ミルクとの相性がばっちり。
近年、イギリスではこのモカコーヒーを同量のお湯で割る飲み方が定番だとか。
深煎りコーヒーの味わい。
私もやってみましたが、美味しく作れました。
後味がすっきりの、ストロングコーヒーです。

後処理についてです。

固まった豆を崩すとポロポロと崩れます。
「燃やせるごみ」へ。
フィルターに残ったのは、ほんの少しで三角コーナーの上で、水洗いすれば、すぐにきれいになりました。
このマキネッタ、使い込むほどによくなるという器具らしいのでぜひ使ってみてください。
水洗いが基本とどこかに書いてありました。
というわけで、上部ポットも、下部ポットも洗剤をつけずに、たわしで洗って終了。
素人にとっては、後始末がとても大事な問題。
このマキネッタは、豆の始末が楽でとても気に入りました。
戸棚の奥に放置していた、日本で言うところの「直火式エスプレッソマシーン」
(本当は「マキネッタ」)を、思い出させてくれた、この機会に感謝ですね。
器具はそれほど高価でもないし、使い方も簡単。後始末も楽。
問題は、豆の粉。
個人的主幹では、豆は細かく挽かないと、おいしくなりません。

●まとめ
・エスプレッソ用の挽いてある豆を購入する=問題は鮮度の維持
・挽いてくれるところで購入。エスプレッソ用に挽いてもらう=少量ずつがオススメ。
・ミルを調整して細かく挽く。=手動だと調整が面倒。電動のいいミルが欲しくなります。

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