●雑穀コーヒーのおすすめ●
たんぽぽコーヒーや玄米コーヒーのようなコーヒーの代わりとなるノンカフェイン飲料が、健康維持や美容などへの効果が期待できるとして話題になっているのはご存じですか?
その中でも、チコリやライ麦などを原料とした「穀物コーヒー」は苦味や渋みが少なくマイルドな味で、妊婦さんや授乳中の方をはじめ、カフェインを避けたい人たちに大注目されています。
チコリの根や穀物を乾燥・焙煎して作られる穀物コーヒーは、かすかな酸味や苦味と同時にコクもあるため、まさにコーヒーのような感覚で楽しめるです。
水やお湯に溶けやすいインスタントコーヒーのような粉タイプの商品が多いため、カフェオレやアイスコーヒーとして楽しむのはもちろん、アイデア次第でお菓子作りなどの材料としても活用できます。
今回は、オーガニックなどの人気のおすすめ穀物コーヒーをランキング形式で、選び方と一緒にご紹介します。ぜひご参照ください。
●雑穀コーヒーって通常のものとどう違う
「穀物コーヒー」とは、大麦やライ麦、チコリなどを焙煎したコーヒー風味の飲みもののことを指します。
見かけはコーヒーと大差ありませんが、コーヒーと紅茶をブレンドしたような味がします。
チコリの根そのものに、コーヒーに似た味がすることから、昔からヨーロッパでは戦争でコーヒー豆が輸入できないときに代用品として飲まれてきました。
フランスをはじめ、ヨーロッパで幅広く浸透している飲みものといえます。
穀物コーヒーと通常のコーヒーの大きな違いは、カフェインの含有量です。
普通のドリップコーヒーには、約1カップ(237g)に95mgのカフェインが含まれているのに対して、穀物コーヒーに含まれるカフェインは0mg。
また、チコリや麦類には食物繊維が多く含まれているため、コーヒーとして飲むことで体内にある余分な水分や老廃物を排出するデトックス効果が期待できます。
特に、根菜類や大麦などに含まれる「イヌリン」という水溶性食物繊維には、腸内環境も整える働きもあります。
ほんのりほろ苦い穀物コーヒーは、胃にも優しく妊娠中や授乳中の方、またお子さんからご年配の方まで安心して飲める健康飲料です。
ブラックコーヒーに近い味ですから、スチームしたミルクや豆乳などを加えて飲むことで、カフェラテのような味も楽しめますよ。
●雑穀コーヒーの選び方
ブレンドされた原材料をチェックしましょう。
穀物コーヒーには、チコリ100%のものもあれば、大麦やライ麦などをブレンドしたタイプなどさまざまな商品が存在します。
また、大麦には「β-グルカン」と呼ばれる水溶性食物繊維が多く含まれており、コレステロール値を抑える働きもあります。
ライ麦にはビタミンB類が多く含まれるため、疲労回復や美肌効果も望めます。
購入する際にあらかじめ原材料を確認すれば、どのような健康効果が期待できるのかを把握することができそうですね。
●できるだけオーガニックの商品を選ぼう
食べる前に水洗いしたり、皮を剥いたりできる果物や野菜と違って、お茶やコーヒー豆などは事前に洗うことができない食品です。細かく粉末状にされた穀物コーヒーも、焙煎された穀物をそのままお湯に溶かして飲むことになるため、穀物に残留した農薬を体内に摂取してしまうことになります。
国産であれば日本が定める「「残量農薬基準」を守った穀物が生産されますが、輸入されることの多い穀物コーヒーは、生産された国の基準に従う形になります。オーガニックの商品であればこの点についてクリアされていることが多いため、できるだけオーガニックの商品を選ぶようにすれば、残留農薬を気にせず、安心して毎日飲むことができそうですね